広告から大人気になったコミック「11年後、私たちは」
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こちらでは「11年後、私たちは19話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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11年後、私たちはの前回のあらすじ
前回は、朝の出社中に偶然コンビニ前で会ったのを機に、荻野課長が千鶴と一緒に出勤するようになります。
そんな二人の様子をたまたま車中から見かけた優は、すでに二人が夜の関係を持っているのではないかと疑念を抱き、悔しさに歯ぎしりしていました。
一方、優にノートPCを買ってもらった結衣は、友達の弘子にそれを自慢しながら「男は経済力で選ぶべき」と生々しい人生観を講釈。
演技をしていたのは優だけではなかったことが判明します。
そして、千鶴と話す口実を作るためにこれまで偶然会った振りをしてきた荻野課長は、今日も朝早くからコンビニの店内に隠れて千鶴が来るのを待ち続けているのでした。
11年後、私たちは19話のあらすじネタバレ
現状維持
職場でパソコンを操作しながら仕事をしている優。
作業に専念しようとすればするほど、朝方に見かけた千鶴と荻野課長の姿が脳裏に浮かんで離れません。
本当にあの二人は同じ部屋で一晩明かしたのだろうか……?
いやいや、千鶴はそんな軽い女じゃない。
つじつま合わせの言い訳を考えようとしても、頭の中で嫌なイメージがグルグル回り続け、どうしてもイラつきを抑えられません。
優はポケットから携帯電話を取り出すと、千鶴に確認の電話をかけようとしました。
しかし、今さら電話しても話を聞いてもらえるはずがありません。
しばらく無言のまま携帯電話の画面を見つめた優は、そのまま結衣に電話をかけました。
「結衣?今日仕事終わってから会わないか?」
受話器の向こうから、二つ返事で快諾する結衣の明るい声が聞こえてきます。
電話を切った優は、「立派な大人」を演じるために再び仕事に向かいました。
千鶴と別れる原因を作ってしまったのは自分のせいだ。
優は、今さら引き返す選択肢など残っていないことを改めて悟りました。
結婚願望
結衣を助手席に乗せた車の中で、優は今カノと和やかに談笑を楽しんでいました。
この前買ってあげたノートPCについて聞くと、結衣は「処理速度が速くて最高よ」と大喜び。
「優さんのことを友達に自慢しちゃった」とはしゃでいる結衣を見ながら、優はささやかな幸福感に浸っていました。
携帯電話を取り出した結衣はインターネットで美味しい飲食店を検索し、ディナーにステーキを食べに行こうと言い出します。
高額のノートPCを買ったせいで、今月は金銭的に苦しい優。
平静を装いながら、「今日は近くのお店にしよう」とごまかしました。
「え~ その辺の店って美味しくなさそう」
優は車のハンドルを強く握りしめ、結衣の不満声を聞こえない振りしました。
比較的料金の安いカフェに着いた二人は、店内でパスタを注文。
「ステーキを食べたかったな~」となおも愚痴る結衣でしたが、パスタがテーブルの上に並ぶとすぐに笑顔に変わります。
「あのさ……優さんは親から結婚しろとか言われないの?」
「え?まぁ、たまに」
突然結婚の話題を切り出された優は、キョトンとした顔で結衣の話を聞き続けました。
若くして結婚した結衣の母親は、いい人を見つけたら早く結婚しろと娘を急かしているとのこと。
そして、結衣自身もその考えに賛同していて、いつでも優のプロポーズを受け入れられると打ち明けました。
結衣の口から「結婚」という言葉を聞いた時、優の脳裏に最初に浮かんだのは千鶴のことでした。
11年も付き合う中で何度も結婚の話題が出たのに、千鶴の短所の方が気になって無意識に結婚を避けてきた優。
それなのに、千鶴と別れてからはやけに千鶴の長所ばかりが思い出されて、何とも言えないやるせない気分になっていました。
「結衣……俺はまだ結婚する気はないんだ」
二人を包む嫌な沈黙。
結局、優はまたしても人生の決断から逃げる道を選ぶことしか出来ませんでした。
二人きりの残業
荻野課長は会社の部長室に呼び出され、お得意様の大企業からの緊急依頼に早急に対応するように上司から仰せつかります。
デザイン課に向かった荻野課長は、最年長の藤原さんと若手の千鶴、二人のデザイナーのどちらか一方に今すぐ緊急案件に取り掛かってほしいと伝えました。
この仕事を引き受ければ、長時間残業させられるのは確実。
先輩の藤原さんは即座に視線を逸らして知らん顔してしまったため、仕方なく後輩の千鶴が引き受けることにします。
仕事の指示をしながら、「この件は俺と一緒に進めるからな」と言って千鶴に目配せする荻野課長。
イケメン社員の荻野課長を密かに狙っている藤原さんは、「だったら引き受ければ良かったわ」と心の中でつぶやきます。
そして、内心千鶴に引き受けてほしいと願っていた荻野課長は、デザイン課から退室した後で小さくガッツポーズしました。
午後9時25分。
誰もいなくなったデザイン課の室内に、千鶴の席から発せられるキーボードの打鍵音だけが響いていました。
予想以上に仕事の量が多いため、このペースでは今日中に終わりそうにありません。
千鶴は軽く目を閉じ、少しだけ休憩を取ることにしました。
蓄積した疲労により、千鶴はそのまま深い眠りに入ってしまいます。
それからどれだけの時間が経過したのか。
ふと人の気配を感じて、ゆっくり目を開ける千鶴。
顔を上げると、息がかかりそうなほどすぐ傍に荻野課長が立っていました。
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19話を読んだ感想まとめ
あまりにも切ない男女のすれ違いに胸が痛くなるようなエピソードでしたね。
千鶴が荻野課長と一緒に朝出勤していた所を見て、いまだに二人の関係が気になって仕方がない優。
自分の元カノが他の男に抱かれたかもしれないと想像しただけで、男にとっては気が狂いそうになるほどショックでしょう。
かつて自分が千鶴に対してやらかした背信行為が巡り巡って自分に返ってくるとは、まさに因果応報ですね。
優の浮気を知った千鶴があの時どんな気持ちになったか、これで優も少しは身に染みたのではないでしょうか。
そして今カノの結衣は、ディナーの最中についに結婚の話題を切り出します。
両親を引き合いに出して優に結婚を迫る話術は、まるで消費者を洗脳する悪徳商法の手口みたいで見ていてゾッとしました。
結衣は結衣で自分の人生を謳歌しているだけなのですが、どんどん嫌な女に見えてきます。
二人の女性と付き合いながらどうしても結婚に踏み切れない優の姿を見ていると、J-WALKの「何も言えなくて…夏」に出てくる「私にはスタートだったの 貴方にはゴールでも」という歌詞を思い出さずにいられません。
女性と男性では結婚に対する価値観が異なり、社会的な体面を重視する男性の方が結婚に対して臆病になりがちな気がします。
そしてその心のズレが、千鶴との距離感に繋がってしまったのではないでしょうか。
このままでは、結衣との関係も同じ結末を迎えるでしょう。
優に結婚を断られた結衣がどんなリアクションをするのか、この先の展開がとても気になりますね。
一方、社内で残業中の千鶴は、目を覚ますといきなり荻野課長に迫られてビックリ仰天。
ロマンティックなシチュエーションと思わせて、実は居眠りした千鶴に荻野課長が怒っているのではないかと予想します。
はたして、第20話はどんな展開が待っているのでしょうか?
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