広告から大人気になったコミック「11年後、私たちは」
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こちらでは「11年後、私たちは30話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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11年後、私たちはの前回のあらすじ
前回は、荻野課長の告白を切っ掛けに「女」に目覚めた千鶴が、無意識のうちにおしゃれに気を遣うようになります。
荻野課長も、仕事をしている時に千鶴のことを考えてニヤニヤしてしまうほど彼女に夢中に。
二人は業務用パソコンを操作しながらこっそりメールのやり取りをし、仕事終わりに肉料理を食べに行く約束を交わしました。
その頃、千鶴たちのいる会社の前には結衣の姿が。
絶対に優と別れたくない結衣は携帯電話を取り出し、「近くのカフェで話がしたい」と千鶴宛にメッセージを送りつけるのでした。
11年後、私たちは30話のあらすじネタバレ
初対面
優の今カノから再びメッセージを送られた千鶴は強い困惑を覚えたものの、どんな子なのか好奇心の方が勝り、彼女に会いに行くことにしました。
待ち合わせ時間が重複してしまうため、荻野課長にディナーの約束をキャンセルするメールを送信する千鶴。
指定されたカフェに着くと、すぐに一人の女性から「こっちです」と声をかけられます。
そこには、想像以上に若くて可愛らしい容姿の女性が立っていました。
窓際のテーブル席に向かい合って座る千鶴と結衣。
しばしの沈黙の後、「どうして私の顔を知ってるんですか?」と千鶴の方から口を開きました。
優の元カノがどんな人なのか気になって調べた際に写真で見た、とうつむき加減に答える結衣。
「知ってどうするんですか?私にはもう関係ないんですけど」
イラついた口調の千鶴の話を黙って聞いていた結衣は、「関係あります」と静かに反論。
もう連絡は取らないと約束したにもかかわらず優に連絡したこと、そして自分が千鶴に電話したことを彼に話した件を悠然と指摘しました。
自分が呼び出された理由を知った千鶴は、わざと大きなため息をついて呆れた表情を浮かべます。
あれはあまりにも腹が立ったからついかけてしまった何の意味もない電話であり、結衣が心配するような特別な意図は無い。
もう二度と優と連絡を取ることはないから、これ以上自分に付きまとわないでほしい。
千鶴は結衣の目を真っ直ぐ見ながら、自分の本心をはっきりと伝えました。
すると結衣は急に不安そうな顔になり、優が元カノの千鶴に対して未練を持っていることを打ち明けます。
「もう関係ないって言うなら、千鶴さんの方から優さんにはっきり言ってくれませんか?そうすれば優さんも諦めつくと思うんです」
結衣の表情は、まるで助けを求める子供のように怯え切っていました。
露呈する真実
結衣の言葉を聞いた千鶴は、優と結衣の関係がうまくいっていないことをすぐに見抜きました。
「私がいなくなれば解決するような問題なんですか?」と聞かれ、結衣は言葉に詰まってしまいます。
その時、自己紹介がまだだったことに気づいた千鶴が、「ご存知だと思いますが一之瀬千鶴です」と名乗りました。
「綾瀬結衣です」と応える結衣。
優の今カノの名前を知った千鶴は一つ息を吐き、「彼と別れた当初は、綾瀬さんのせいだと思っていました」と自分の胸の内を明かします。
しかし今はそうは思っていない。
11年間付き合った結果、二人の関係を守り続けられるだけの愛が自分たちには残っておらず、普通に自然消滅しただけだ。
だから、もしも二人の関係がうまくいっていないのなら、自分のような元カノとは関係なく、二人で解決すべき問題だと千鶴は主張しました。
千鶴の話を聞いていた結衣は、心の中で激しく動揺。
優が嘘をついて、千鶴と別れる前から自分と付き合っていたことを悟ります。
それでも優のことを信じたい結衣は、千鶴が隙を見せるから優がいまだに吹っ切れないでいるのではないかと反論。
その言葉を聞いた千鶴はさらに呆れ返り、「いもしないのに彼氏がいる振りをしてまで優を追い払おうとしたのに、これ以上何をすれば良いのか」と答えました。
すべての真実を知った結衣は愕然とし、優の裏切りに対して体が震えるほどの強い怒りを覚えます。
結衣の気持ちを察した千鶴は静かに席を立つと、「綾瀬さん、良い恋愛をしてください」と言い残して店を出ました。
優しい嘘
カフェを出て一人帰路につく千鶴は、結衣のような若くて可愛い女性が屈折した恋愛をしていることに心を痛ませていました。
11年間付き合った優と最悪の別れ方をしたことを思い出して、人のことは言えないかと自虐的に笑う千鶴。
今の自分は、少しは大人になれたかな?
もうちょっと大人の恋愛ができるといいな。
顔を上げると、静寂の夜に満天の星空が広がっていました。
突然、ショルダーバッグの中に入れていた携帯電話が鳴り出し、荻野課長からの電話着信を告げます。
電話に出ると、荻野課長は開口一番に「飯食べたか?」と尋ねてきました。
千鶴が「まだです」と答えると、「急に案件が来て残業してたから俺もまだなんだよ」と言う荻野課長の声が受話器の向こうから聞こえてきます。
実はその時の荻野課長は、さっきまで千鶴たちが話し込んでいたカフェビルの上の階から窓越しに千鶴の姿を見つめていました。
数十分前、焼肉デートをドタキャンされた荻野課長が一人で帰ろうとしていた時、千鶴がカフェで結衣と密談している所を偶然発見。
あまりにも深刻な表情をしていた彼女のことが気になり、同じカフェビルの上の階に隠れてずっと彼女を見守っていたのでした。
「一緒に食べないか?夜遅くに食べる肉は格別だぞ!」
荻野課長の明るい口調が、暗く淀んでいた千鶴の心に深く染みました。
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30話を読んだ感想まとめ
二人の男性の嘘の対比が非常に印象的なエピソードでしたね。
前回のラストで、結衣から呼び出しのメッセージを送り付けられた千鶴。
荻野課長の約束とどちらを優先するのかと思っていましたが、迷うことなく結衣の方を選択したのはちょっと意外でした。
元カノと今カノ。
見ているだけで心臓が縮み上がりそうになるほど気まずい雰囲気の中、最後まで冷静に話を続けた千鶴はさすがですね。
話し合いによってお互いの誤解が解消していく平和的な展開は、見ていてホッとしました。
しかし、今まで優が隠し続けていた嘘がついに露呈。
自分が二股をかけられていたことを知って怒りに震える結衣の表情には鬼気迫るものがありました。
結衣が千鶴に対して暴力をふるわなかったのは良かったですが、彼氏の裏切りを知ってしまった結衣が優に何をするのか気掛かりです。
もはや二人の破局は不可避。
怒りの感情に任せて、結衣が優を刺す展開だけは勘弁してもらいたいですね。
一方、ひそかに千鶴の様子を見守っていた荻野課長は、今まで残業していたと嘘をついて傷心の千鶴を食事に誘います。
相手を気遣うためにつく優しい嘘は本当に素敵です。
自分の都合しか考えていない優の卑劣な嘘と違い、見ているだけで心が温かい気持ちになります。
嘘も方便という言葉は、荻野課長のためにあるのかもしれませんね。
信頼関係が完全に破綻した優と結衣カップルがどんな結末を迎えるのか、第31話の展開をしっかり見届けましょう。
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