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こちらでは「11年後、私たちは34話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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11年後、私たちはの前回のあらすじ
前回は、千鶴と荻野課長の交際を知った藤原さんが千鶴に対し、「変な噂が立つと彼の出世に関わる」と告げて二人の関係を妨害し始めました。
デザイン課に配属された当初から千鶴のことをひそかに毛嫌いしていた藤原さんは、自分の欲しかったものを何でも簡単に手に入れる彼女へ敵意を燃やし続けます。
一方、千鶴のアドバイスと父親の懺悔によって心を改めた結衣は、ついに優との別れを決断。
経済力のある男性に依存するのではなく、自分の足で立って生きることを誓い、先輩に紹介された会社の面接に向かいます。
そして、千鶴に彼氏がいないことを結衣に教えられた優は、叶わぬ願いであることも知らず、本気で復縁できると信じ込んで千鶴の気を引くために行動を開始するのでした。
11年後、私たちは34話のあらすじネタバレ
火傷
藤原さんから忠告されて以来、千鶴は意図的に荻野課長を避けるようになっていました。
最近になって出勤時も帰宅時も全く千鶴と会わなくなったことを不思議に思う荻野課長。
社内の廊下を歩きながら、「道を変えたのか?」と首をひねります。
通りかかった給湯室の中にふと目をやると、ちょうどそこには休憩中の千鶴がいました。
コーヒーメーカーの前に立ってコップに注がれるコーヒーをずっと見ている千鶴は、給湯室に荻野課長が入ってきたことにも気付いていません。
遊び心が芽生えた荻野課長はそっと彼女の後ろに立ち、コーヒーカップを取り出す瞬間に「よっ!一之瀬!」と顔を覗き込んで声をかけました。
驚いた千鶴は持っていたコーヒーカップを落とし、その勢いで飛び出してきた熱々のコーヒーが千鶴の右手にかかってしまいます。
思わず声を上げてその場にしゃがみ込んでしまう千鶴。
荻野課長は顔を真っ青にして、真っ赤に腫れあがった千鶴の右手を掴みました。
「やっぱり火傷してる……早く手当しよう……いや、まずは冷水で……」
普段は冷静沈着な荻野課長も、自分の何気ないイタズラがおおごとに発展して激しく取り乱しています。
千鶴はとっさに荻野課長の手を振り払い、「このくらい大丈夫です」と言って給湯室から逃げるように去って行きました。
誰かに見られたら誤解されてしまう。
千鶴の胸中には、荻野課長に迷惑をかけられないという思いだけがありました。
給湯室に一人残された荻野課長は頭を抱え、強い自責の念に駆られます。
笑顔の仮面
急いでデザイン課の仕事場に戻った千鶴は、作業を再開しました。
しかし、右手の火傷の痛みがどんどん悪化してきて、思うように仕事に集中できません。
苦悶の表情を浮かべる千鶴に気づいた藤原さんは「どこか悪いのかしら?」と一瞬気になったものの、自分の知ったことではないと心の中でつぶやいてそっぽを向いてしまいました。
「一之瀬!手は大丈夫か!?」
その時、血相を変えた荻野課長がデザイン課の室内に駆け込んできて、近くの薬局で買った火傷の薬を手渡します。
「驚かすつもりはなかったんだ」と言いながら千鶴に必死に謝る荻野課長。
二人のやり取りを呆れた表情で横から見ていた藤原さんは素早く立ち上がり、「手を火傷してたんなら早く言いなさいよね」と言いながら大袈裟に心配する素振りを見せます。
荻野課長の買ってきた火傷薬を手に取ると、藤原さんは千鶴の右手に軟膏を塗布して絆創膏を貼りました。
千鶴は申し訳なさそうな表情を浮かべ、藤原さんにお礼を言います。
「軽い火傷なのですぐに治りますよ」と藤原さんに言われた荻野課長はようやくホッとした顔つきに変わり、迅速な対応をしてくれた彼女に感謝しました。
「いえいえ」
藤原さんは爽やかな笑みを浮かべながら淑女の振る舞いに終始します。
それは、彼女の歪んだ嫉妬心をおくびにも見せない完璧な芝居でした。
略奪者
荻野課長が部屋から出て行くと、気まずくなった千鶴は火傷の事情を藤原さんに話し始めます。
給湯室でコーヒーを淹れている時に荻野課長に驚かされてこぼしてしまった。
その時に火傷してしまったため、荻野課長が責任を感じてわざわざ薬を買ってきてくれた。
こまごまと説明している自分の醜態に気づいた千鶴は、これではますます二人の関係を怪しまれてしまうと焦ります。
冷静な顔で千鶴の話に聞き入っていた藤原さんは、「課長が優しいのは知ってるわ 貴女が特別ってわけじゃないのよ」と応えました。
「はい、よく知ってます 課長ってほんと温かい人ですよね」
楽しそうに微笑む千鶴を見て、藤原さんの中で千鶴への苛立ちが再燃。
まるで荻野課長のことを全部知っているとでも言わんばかりの口ぶりに、強烈な敵意が湧き上がってきました。
すると藤原さんは、右手を怪我した千鶴では大変だろうから、荻野課長が進めているイベントのデザイン案件は自分が代わりにやると言い出します。
荻野課長から直々に頼まれた案件なので、交代することをためらう千鶴。
藤原さんはそんな彼女の主張を、「作業が遅れたら皆に迷惑がかかる」と一蹴しました。
「意地張ってないで私に任せなさい」と叱られた千鶴は、しぶしぶ藤原さんの指示に従うことにします。
それからしばらくして、マーケティング課の部屋でデスクワークをしていた荻野課長の所に藤原さんがやってきました。
手の怪我で業務に支障が出るようなので、今回荻野課長が進めるイベントの案件を千鶴の代わりに自分が担当することになったと報告する藤原さん。
「え?軽い火傷だったはずじゃ?」と心配そうな顔をする荻野課長を見て、そんなに千鶴のことが好きなのかと心の中で嘲笑します。
「一応大事をとった方がいいかと思いまして」と言われた荻野課長はホッとした顔に変わり、仕事を引き受けてくれた藤原さんに陳謝しました。
藤原さんは「大変な時に助け合うのは当然のことですよ」と謙遜し、「迷惑だとお思いなら今度ご飯にでも連れて行ってください」と言います。
「ご飯ですか?いいですよ、行きましょう」
単なる社交辞令だと思って気さくに承諾する荻野課長。
すると藤原さんはニッコリと微笑み、「ありがとうございます」と応えました。
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34話を読んだ感想まとめ
いや~、怨念に取りつかれた女性は怖いですね~。
優に別れ話を切り出された結衣がインターネット検索を使って千鶴の個人情報を調べまくっていた時も恐ろしかったですが、優しい振りをして悪意を振りまく藤原さんも引けを取らない恐ろしさです。
千鶴は、知らず知らずのうちに敵を作ってしまうタイプなのかもしれませんね。
荻野課長が何気なく行った悪ふざけのせいで、コーヒーをこぼしてしまった千鶴が右手に軽度の火傷。
責任を感じてあたふたする荻野課長と千鶴の親密な関係を目の当たりにした藤原さんが、底意地の悪さを発揮し始めました。
怪我した手では作業が遅れるともっともらしい理由を作り、千鶴が荻野課長から指名された案件を横取り。
さらには、荻野課長に食事の約束まで取り付けて、千鶴の持っているものを水面下で次々に奪い取ろうとしています。
自分の本心を決して表に出さない狡猾なやり方を見ていると、人間の汚さを強く意識させられました。
まだ若い結衣には改心するチャンスがありましたが、中年の藤原さんに自分を変える余地が残っているでしょうか?
幼稚性を持ったまま大人になった人ほど厄介な存在はありません。
藤原さんの暴走がどこまで進むか、想像しただけでゾッとします。
千鶴と荻野課長の関係が離れて行く一方で、千鶴との復縁を目指す優の動向も気になるところ。
優は千鶴に一体何をプレゼントするつもりなのでしょうね。
昼ドラ並にドロドロした展開になってきた第35話から目が離せません!
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