広告から大人気になったコミック「11年後、私たちは」
「続きが気になる!」
「アラサー男女のリアルな恋愛模様が面白い」
こちらでは「11年後、私たちは38話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
<前話 | 全話一覧 | 次話> |
目次
11年後、私たちはの前回のあらすじ
前回は、藤原さんの行きつけの居酒屋にて、荻野課長と藤原さんが二人だけの食事会を開催します。
藤原さんが懸命にアピールしても、まるで脈無し。
女としてのプライドを傷つけられた藤原さんは、千鶴と荻野課長の関係を潰すために二人の良からぬ噂を社内中にばらまいてやることを決意しました。
一方、自分と千鶴が親しくすれば千鶴に肩身の狭い思いをさせてしまうことを知った荻野課長は、一人で激しく苦悩します。
はたして、千鶴と荻野課長の関係はどうなってしまうのでしょうか?
11年後、私たちは38話のあらすじネタバレ
独りぼっちの昼食
朝から黙々と仕事をこなすデザイン課の二人。
昼食時になると、午前中の業務を終えた藤原さんが席から立ち上がり、コートを羽織って外出の準備を始めます。
どこかに行くのかと千鶴が尋ねると、藤原さんは「他の部署の子とランチの約束をしている」と言って部屋から出て行ってしまいました。
現在、デザイン課には千鶴と藤原さんの二人しかおらず、千鶴が誰かと一緒に昼食をとるならその相手は先輩の藤原さんしかいません。
しかし、最近の藤原さんはいつも他の人とランチするようになり、千鶴にとっては一人飯が当たり前になっていました。
誰と食事しようが個人の自由だが、別の人と昼食をとるなら前もって言ってほしい。
千鶴は内心、藤原さんの行動に不満を抱いていました。
会社を出て、街の飲食店に向かう千鶴。
横断歩道の赤信号を待っていると、周囲の人達がみな楽しそうに見えて、自分だけが孤立しているような気分になってきました。
一人でご飯を食べる方が気楽な時もある。
けれど、周りに「寂しい人」だと思われるのは辛い……。
信号が青になり、一斉に歩き出す歩行者たち。
ワンテンポ遅れて青信号に気づいた千鶴は、誰も自分に見向きもしない歩行者たちに黙ってついていきました。
二人セットのパスタ
その頃、街に出ていた荻野課長は、二人の部下たちと一緒に昼食の相談をしていました。
ふと視線を横断歩道の方に向けると、そこには一人で歩く千鶴の姿が。
いつもならデザイン課のコンビで一緒にランチをとっているのに、どうして藤原さんがいないのだろうと不思議に思う荻野課長。
「急用ができた 今日の昼食は二人で食べてくれ」と言い残すと、こっそり千鶴の後を追いかけました。
そのまま街を歩いていた荻野課長は、ビラ配りのアルバイトから飲食店の広告チラシを貰います。
荻野課長はそのチラシを見てニヤリと笑い、千鶴の向かう道の先回りをしました。
一方の千鶴は、辺りをキョロキョロ見回しながら、どの店でランチをとろうか迷っていました。
賑やかな飲食店での一人飯は浮いてしまう。
近場だと会社の人に見られて気まずい。
会社から距離があって静かな所が良い。
そんなことを考えていた千鶴は、自分の行動のバカバカしさに気づいて自虐的な笑みを浮かべます。
考えれば考えるほど余計なストレスが溜まってしまう。
もう無駄な抵抗はやめて、適当に入ろうと心に決めました。
すると、路肩に立っていた男性から一枚のチラシを差し出され、「二人でお得セットのパスタはいかがですか?」と声をかけられます。
「いえ、私一人なんで……」
断ろうと顔を上げると、なんとそこにいたのは荻野課長でした。
このチラシを見てパスタセットを食べたくなったが、一人ではオーダーできない。
良かったら一緒に食べないかと言って、千鶴をランチに誘いました。
二人で道を歩きながら、「付き合ってくれてありがとな」と微笑む荻野課長。
「私もちょうどパスタが食べたかったので」と照れくさそうに笑う千鶴。
寂しくて凍えていた彼女の心は、荻野課長の優しさによって急速に温まっていました。
大切な話
チラシの飲食店に入った二人は、さっそくパスタセットをオーダー。
好きな人と一緒にいられる喜びも相まって、そのパスタセットは千鶴の目にとても美味しそうに映りました。
あっという間にパスタセットを完食し、テーブルの上には空のお皿が並びます。
満たされた気分になったのも束の間、ランチを食べ終えた千鶴は、藤原さんに言われた言葉を思い出して沈んだ気分になりました。
貴女は平気かもしれないけど、荻野課長はどうかしらね?変な噂のせいで昇進を見送られたりするかもでしょ?
荻野課長と二人で一緒に食事している所を誰かに見られたら、確実に誤解されてしまう。
できるだけ会わないようにした方が良い。
千鶴は、自分たちの今後のことをきちんと荻野課長に話すべきだと決意しました。
「課長、お話があります」
すると荻野課長も同じタイミングで口を開き、「実は俺も話がある」と切り出します。
千鶴が自分から話そうとすると、荻野課長は真剣な顔で「俺から話す」と言いました。
開口一番に、「まず謝らせてくれ」と言って頭を下げる荻野課長。
彼氏になりたいとか待ってるとか言う前に、男としてちゃんと言うべきことがあった。
ずっと言おうとは思っていたが、面と向かって言うのは恥ずかしくてなかなか口にできなかった。
荻野課長は千鶴の目を真っ直ぐ見つめながら、「一之瀬……好きだ」と伝えました。
動き出す悪意
一方その頃、会社を出た藤原さんは、別の部署の女性社員と一緒にランチしていました。
ランチ代だけでなくコーヒーまでおごってもらい、女性社員はすっかり上機嫌です。
すると藤原さんはゆっくり口を開き、「この前の話だけど……」と切り出します。
「何の話でしたっけ?」と聞き返された藤原さんは、荻野課長と千鶴の件だと答えました。
いつも一緒に出勤している荻野課長と千鶴が付き合っているのではないかという噂は、前々から社内でも有名な話。
仕事人間の荻野課長が本当に千鶴と社内恋愛しているのか、みな興味津々でした。
「もしかしてあの二人本当に……?」
女性社員が目を丸くすると、藤原さんはニタリと笑って「どうやらそうみたいよ」と語り出しました。
<前話 | 全話一覧 | 次話> |
2021年人気TL漫画TOP3






「11年後、私たちは」を無料で読めるか調査した結果



気になる新刊の通知設定をしておくことで誰よりも早く好きな漫画を読むことが出来ます!
※本ページの情報は記事公開時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。


38話を読んだ感想まとめ
荻野課長との食事会で女としてのプライドをけちょんけちょんにされた藤原さんが、復讐に向けて早くも動き出したようです。
藤原さんが他の部署の人達とランチに行くようになったため、一人でご飯を食べるようになった千鶴。
一人で食事しているところを知り合いに見られないように遠出する千鶴の行動を見て、あまりのリアルさに思わずうなずいてしまいました。
恥ずかしながら私も一人で外食するのが苦手なので、彼女の気持ちが痛いほどよく分かります。
気にしない人は全く気にならないのでしょうが、家族や恋人たちで賑わっている飲食店の中で黙々と一人でご飯を食べるのは結構辛いですよね。
最近では、家族や友達と都合が合わない時に外食に付き合ってくれる人を派遣する「レンタルフレンド」というサービスがあるとか。
無意識に他人の目線や評判が気になってしまう神経質な方は、一度利用してみても良いかもしれませんね。
また、藤原さんの不在により一人飯を余儀なくされた彼女をさりげなく気遣う荻野課長の優しさにもグッときました。
こういう細やかな気配りができるところを見ていると、荻野課長が若くして出世した理由が分かる気がします。
社内に広がる噂のせいで気まずい関係になりつつある二人。
はたして千鶴と荻野課長は、お互いこれからは距離をとろうと提案するのでしょうか?
そして、噂を垂れ流している張本人・藤原さんはどこまで暴走するのか?
第39話もまだまだ試練の展開が続きそうです。
<前話 | 全話一覧 | 次話> |
好きな漫画を文章だけでなくイラスト付きで楽しみたい方はまんが王国でお得に読むことができます!
まんが王国では毎日最大50%のポイント還元を行っているので、読めば読むほどお得に読めちゃいますよ♪
※本ページの情報は記事公開時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
https://floq.jp/gimetsu-denshi/