ピッコマ独占配信の人気コミック「悪女が恋に落ちた時」
「続きが気になる!」
「ルペルシャはどうなる?」
こちらでは「悪女が恋に落ちた時50話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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目次
悪女が恋に落ちた時の前回のあらすじ
前回は、月光庭園でダニエルと雑談していた最中、ルペルシャが突然口から血を吐いて気絶してしまいました。
目を覚ましたルペルシャは、何故か皇女宮のベッドの中にいました。
ルペルシャが困惑していると、昨日の夜遅くにユジンが険しい形相で連れ帰ってきたとリニから説明されます。
その後、普段と変わらない様子で朝食をとろうとするルペルシャでしたが、うっかり落としてしまった熱々の料理のスープが足にかかっても身じろぎ一つしません。
その姿を見て、リニは彼女の体の異変を察します。
ロックスの見立てでは、すでにルペルシャの体はラファエリスの進行によって無痛症になりかけていて、余命もわずかだろうとのこと。
皆で医務室に集まって今後の対応を協議していた時、ユジンは昨晩出会ったダニエルのことをずっと考えていました。
悪女が恋に落ちた時50話のあらすじネタバレ
悲しげな瞳
「その女性は貴方が勝手に触れて良い御方ではありません!」
激昂するユジンの接近に気づいたダニエルは、ルペルシャを抱えたままジロリと彼を睨みました。
「何か誤解しているようですが、酒場で倒れた女性を放っておく方がよほど無礼な行動だとは思いませんか?」
ダニエルは不敵な笑みを浮かべると、「私にはこの女性の素性が分からないので、貴方に任せた方が良さそうだ」とつぶやいてルペルシャの体をユジンに託しました。
グッタリしているルペルシャを受け取ったユジンは、思いつめた表情で「大丈夫ですか!?」と声をかけ続けます。
しかし、完全に気を失っているルペルシャが、彼の言葉に反応することはありませんでした。
「ああ……、それからその方は具合が悪いようなので、ちゃんと看病をしてあげてくださいね」
ダニエルが爽やかに微笑むと、ユジンは彼に対して一瞥もくれずに踵を返して歩き出しました。
ルペルシャをしっかりと抱きかかえたまま、足早にその場を去っていくユジン。
彼の後ろ姿をジッと見つめていたダニエルは、ひそかに驚きを覚えていました。
皇女宮に配属された当初は、ルペルシャ皇女のことを毛嫌いしてわざと不遜な態度をとっていたという悪名高き騎士ユジン・デ・ボルタン。
それが今では、彼女を守るためなら自らの命を捨てることも厭わないと言わんばかりの誇り高き気迫をみなぎらせています。
何よりダニエルにとって印象的だったのは、主君であるルペルシャを見つめる彼の瞳でした。
まるで永遠に結ばれないと分かっている片想いに身を焦がす男のような切ない眼差しが、ダニエルの脳裏に焼き付いて離れません。
もしもユジンが邪魔しに来なければ、このままルペルシャを人目につかない所に運んで始末するつもりだったダニエル。
しかし、ルペルシャ本人だけでなく、彼女を取り巻く周囲の人間との関係にも強い興味が湧き、もう少しだけ「仕事」を先延ばしにしても良さそうだと考えるようになっていました。
アリエルからの返事
気絶したルペルシャが皇女宮に戻ってきてから2日目の朝。
ルペルシャは食卓に並べられた豪勢な朝食メニューを見て、顔を強張らせていました。
昨日は一人で勝手に街に出たことがリニにバレてしまったため、ルペルシャは罰として不味い物しか食べさせてくれないだろうと覚悟していました。
しかし、穏やかな微笑みをたたえたエマは、「体の健康のために少しでも良いので召し上がってください」と言って、最大限のおもてなしを提供してくれます。
そんな仲間たちの優しさが、ルペルシャにとっては逆に怖くてたまりませんでした。
ルペルシャがしばらく黙り込んでいると、「今日は重要な予定があります」とエマが切り出します。
「今日は皇女様がラビロフ皇太子殿下にお会いになる日です」
……あ!そうだ……!すっかり忘れてた……!
この前ラビロフがアリエル宛に送った手紙の返事が届いたため、後で皇太子室に来てほしいと言われていたことをルペルシャはようやく思い出しました。
早々に朝食を済ませたルペルシャは急いでドレスに着替え、一体どんな返事が来たのかとワクワクしながらラビロフの部屋に向かいます。
彼の部屋に入ると、ラビロフは一人で席に着いたまま悩ましげな表情を浮かべていました。
返事の手紙を読ませてもらっても良いかとルペルシャが尋ねると、ラビロフは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに一枚の封書を差し出します。
その手紙をザッと読んでみたところ、アリエルはラビロフのことをいまだに妖精だと思い込んでいて、会いたくなったから瞬間移動で飛んできてほしいという内容の文章が書かれていました。
公務で多忙なラビロフには、皇宮を長期間離れて彼女に会いに行っている暇などありません。
もちろん瞬間移動など出来るはずもなく、困りきってしまったラビロフは情けない表情を浮かべて大きな溜め息をつきました。
その姿があまりにも滑稽だったため、ルペルシャはとっさに手紙で口元を隠しながら笑いを堪えます。
女心の掴み方講座
アリエルからの返事を読んだルペルシャは、ちょうど良い機会なのでそろそろ正体を明かしてみてはどうかとラビロフに提案しました。
いつまでも隠し続けていたら、真相を知った時に彼女が「裏切られた」と思ってしまう恐れがあるからです。
「本当は殿下も早く明かしたいのでは?」と尋ねると、ラビロフは子供のようにピュアな眼差しでコクリと首を縦に振りました。
「それでは、殿下の正体が皇太子であることを打ち明けた手紙に一輪の花を添えて、彼女を建国祭に招待するのはどうでしょうか?」
そのアイデアを聞いたラビロフは急に真面目な顔になり、「花なんかを添えて何の意味があるんだ?」と聞き返してきました。
「それにアリエルの父君の耳に入るよう手を回しておいたから、誘わなくても建国祭には来るはずだ」
ルペルシャは現実主義のラビロフの自説に対して苦笑いを浮かべながら、恋愛成就にはロマンが大切だと説きました。
女心をくすぐる小さなトキメキを積み重ねれば、彼女はきっとありのままのラビロフに恋心を抱くはず。
ルペルシャのアドバイスを聞いたラビロフの脳裏に、一輪の花を添えた返事の手紙を握りしめて無邪気に喜んでいるアリエルの姿が浮かびます。
妖精さんが本当は皇太子様だったなんて、アリエルはとても幸せです……!
それはまさに、ラビロフが思い描く理想的なシチュエーション。
納得したラビロフは、ルペルシャのアイデアを採用することにしました。
しかし、次にラビロフは、どんな風に手紙を書けばアリエルを傷つけずに正体を明かせるのかと悩み始めました。
ラビロフの背後に素早く回り込んだルペルシャは、堅苦しくなりすぎないよう柔和な口調で説明すれば大丈夫だと耳打ちします。
「一番重要なのは、ロマンティックであること!そして、相手を尊重する気持ちを忘れてはいけません!」
ルペルシャの熱弁に思わず圧倒されたラビロフは、「分かった……」とつぶやきながら再び頬を染めてはにかみ始めます。
冷酷非道なラビロフが素直に自分の言うことを聞いてくれる意外な展開を目の当たりにして、ルペルシャも興奮で顔が赤らみました。
後悔しないか?
ひょっとすると、これは私にとってもチャンスかもしれない……!
今ならラビロフも「あの契約書」にサインしてくれそうだわ……!
そう思ったルペルシャは、とある書類を取り出してラビロフに手渡しました。
怪訝そうな表情を浮かべたラビロフがその契約書に目を通していた時、室内にガイルが入ってきました。
ラビロフの腹心の部下であるガイル侯爵は、室内にルペルシャがいることに気づくと、うやうやしくお辞儀をして彼女の健康を気遣う言葉をかけます。
ルペルシャは「大丈夫よ」と微笑みながらも、皇女と敵対している皇太子派の彼が自分に対して優しい振る舞いを見せてくれることに内心驚いていました。
すると、ルペルシャから手渡された契約書を熟読していたラビロフが、ククク……と突然乾いた笑い声をあげ始めます。
ルペルシャが持ってきた契約書は、神の名のもとに誓いを交わす「神殿の公証」。
一度契約を交わせば、破棄することなど絶対に許されない書類です。
そんな崇高な契約書を見て、ニタニタ笑い続けるラビロフ。
ルペルシャ皇女を一瞥して、呆れた表情を浮かべるガイル。
用意した契約書の内容には何の問題も無いはずなのに、何故二人がそんな反応をするのかルペルシャには全く理解できませんでした。
ゆっくりと頬杖をついたラビロフが、困惑しているルペルシャに向かって静かに言いました。
「皇女……この契約内容で後悔しないか?」
ルペルシャは真剣な顔つきに変わり、「もちろんです!」と答えます。
その言葉を聞いたラビロフは小さくうなずき、今日はもう下がって良いと告げました。
皇太子室を出たルペルシャは、大きく息を吐いて自分の気持ちを落ち着かせます。
何を考えてるのか分からないけど……契約書の内容に不満は無さそうだったからきっとサインしてくれるはず……!
そしたら安心してダニエルに会いに行けるわ……!
あらかじめ準備しておいた契約書の出来に絶対の自信を持っているルペルシャは、堂々と胸を張って皇女宮に向かって歩き出しました。
一方、ルペルシャが去っていった後の室内では、ガイルがずっと怪訝そうな表情を浮かべていました。
「殿下、そんなに面白い契約内容なのですか?」
ガイルに尋ねられたラビロフは、「読んでみろ」と言いながら神殿の公証を彼に手渡します。
渡された書類に目を通してみたガイルは、たちまち目を見開いて絶句してしまいました。
「これほど面白い契約は初めてだと思わないか?ガイル……」
そうつぶやいたラビロフの顔には、アリエルへの恋文を書いていた時のピュアな彼とは真逆の邪悪な笑みが浮かんでいました。
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50話を読んだ感想
ルペルシャを巡って展開される二人の男たちの悲哀は、なんともドラマティックですね。
ひそかに恋心を抱いていながら、主君と護衛騎士の関係をかたくなに守り続けているユジン。
少しずつ惹かれる想いがあるものの、人工精霊の予言に翻弄されてルペルシャを素直に受け入れられないダニエル。
二人のツンデレイケメンは、立場こそ違えど互いに強い克己心を秘めた紳士であり、出会い方次第ではリスペクトし合える友になれたはずです。
しかし、一方はルペルシャを守る側、そしてもう一方はルペルシャを攻撃しようとする側であり、二人の行動の方向性は見事に正反対。
ダニエルがおとなしく引き下がってくれなかったら、町中でとんでもない死闘が繰り広げられていたことでしょう。
しかも、ダニエルはいまだにルペルシャを暗殺する意思を捨てていないことに驚きました。
やはり、呪われた宿命を背負うダニエルとルペルシャが親密な関係になるには、まだまだ時間がかかりそうな気がします。
そして、ルペルシャの人生を大きく左右するツンデレイケメンがもう一人。
アリエルから返事の手紙をもらったラビロフが、ルペルシャの指導を受けて次のラブレター執筆に挑戦する展開になりました。
今回のエピソードは、シリアスな前半とコミカルな後半の温度差に笑ってしまいますね。
残虐非道なラビロフの性格は、ルペルシャの恋愛指南によって少しずつ丸くなってきているのではないでしょうか。
真面目な面構えでアリエル宛の恋文を書く彼の顔芸は、前回に続いて芸術的なまでの面白さでした。
そんな中、ルペルシャが差し出した契約書によって、何やら話が思いがけない方向に進みそうな様相を呈してきました。
はたして、ルペルシャの用意した契約書には一体何が書かれていたのでしょうか?
第51話も見逃せない展開になりそうです!
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悪女が恋に落ちた時50話!まとめ
こちらでは50話の展開・あらすじをご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- ユジンが邪魔しに来なければ、ルペルシャを人目につかない所に運んで始末するつもりだったダニエル。
- ルペルシャは現実主義のラビロフの自説に対して苦笑いを浮かべながら、恋愛成就にはロマンが大切だと説くのだった。
- 神殿の公証を見たラビロフの顔には、アリエルへの恋文を書いていた時のピュアな彼とは真逆の邪悪な笑みが浮かんでいた。