ピッコマ独占配信の人気コミック「悪女が恋に落ちた時」
「続きが気になる!」
「ルペルシャはどうなる?」
こちらでは「悪女が恋に落ちた時57話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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目次
悪女が恋に落ちた時の前回のあらすじ
前回は、久し振りにイビエンと再会したルペルシャが、彼女に大量の書類を提示して「明後日に予定されている商団交渉を貴女に一任する」と伝えました。
その言葉を意気に感じたイビエンはやる気に燃え、ベテラン商人達との難儀な契約交渉を本当に一人でまとめてみせました。
ルペルシャはそのご褒美として、イビエンを街の高級サロンに連れていきます。
護衛騎士のユジンを伴って3人で店内を歩いていた時、どこかの貴婦人達がルペルシャ皇女に関する心無い噂を言い合って嘲笑している声が扉の奥から聞こえてきました。
ルペルシャがショックを受けていると、彼女たちの陰口を咎める別の令嬢の声も扉の奥から聞こえてきます。
その声の持ち主が、この前の舞踏会で助けたピンク髪の令嬢ソフィア・マルシエンだとすぐに分かったルペルシャは、彼女の行動に勇気づけられて笑顔を取り戻しました。
店を後にしたルペルシャはユジン達を先に皇女宮に帰し、再び一人でダニエルを探し始めます。
人工精霊・ゼンの力を借りてダニエルの居場所を突き止めたルペルシャは、自分の涙と引き換えに花を贈ってほしいという条件で、遂に彼との契約締結に成功します。
ルペルシャの涙と共に、彼女の唇をも奪うダニエル。
こっそり彼女の後を追ってきたユジンは、ひとけの無い夜の町外れで二人が抱き合いながらキスをしている現場を目撃し、茫然自失の表情でその場に立ち尽くしていました。
悪女が恋に落ちた時57話のあらすじネタバレ
皇女救援チーム結成
ルペルシャがダニエル探しに夢中になっていた頃、皇宮では一つの計画が水面下で進められていました。
それは、巷に広がっている皇女への辛辣な噂を払拭し、彼女の精神的苦痛を少しでも和らげるプロジェクト。
皇太子ラビロフの指揮のもと、ユジン・アイリック公爵・ヘレイスの3名も参加し、精鋭揃いの皇女救援チームが結成されていたのです。
アリエルとの文通の件で手助けしてくれる妹をすっかり気に入ったラビロフ。
不思議な魅力を持つルペルシャに特別な感情を抱いているユジン・アイリック公爵・ヘレイス。
当初彼らは個別に動いていましたが、「彼女を救いたい」という信念のもと、いつしか一致団結して活動するようになっていました。
その調査活動の中で、彼らは一つの違和感を覚えていました。
皇女を罵る噂の出所は、皇女宮に仕える身内の愚痴だとばかり思われていましたが、実際にはそうではなかったのです。
噂の歴史をさかのぼると、信じられないことにルペルシャ皇女が生まれたばかりの頃から皇宮外で広まっていて、何者かが全国的な規模で意図的に邪悪な噂を拡散し続けているのは確実でした。
それは、皇太子ラビロフでさえ呆れずにいられないほど緻密で圧倒的な組織力。
そんな所業を実現できる権力者は決して多くなく、ラビロフには「いつか必ず犯人を割り出せる」という自信がありました。
緊迫の三角関係
久し振りにルペルシャと一緒にブランチェット街を訪れたユジンは、「一人で帰らせてほしい」という彼女の意思を尊重し、イビエンと共に皇女宮に戻りました。
しかし、日没の時間になっても、まだ彼女が皇女宮に帰ってくる気配はありません。
嫌な予感がしたユジンは、血相を変えて再びブランチェット街に戻ります。
夜の街を駆け回りながらルペルシャを探していた時、街の外れの方から息を呑むほど圧倒的な魔力が漂ってくることに気づきました。
全速力で現地に向かった彼は、そこで驚愕の光景を目の当たりにしてしまいます。
以前、月光庭園酒場で見かけた謎の男とルペルシャ皇女が抱き合い、愛の口づけを交わしていたのです。
まるで幼子のような穏やかな寝顔を浮かべて、ダニエルの胸に抱かれ続けているルペルシャ。
その光景を見たユジンの胸中に強烈な嫉妬心が燃え上がり、たちまち鬼の形相に変わりました。
「皇女様……!」
拳を握り締めたユジンが二人の傍に歩み寄ろうとした瞬間、彼の足がピタッと止まってしまいます。
彼女を抱き締めたまま、ゆっくりとユジンの方に視線を向けるダニエル。
鋭い眼光を飛ばしてくる彼と目が合っただけで、ユジンをたぎらせていた激昂の炎が瞬く間にかき消されてしまったのです。
護衛騎士の務めを遵守しようとする崇高な精神に逆らうように、勝ち目がないことを悟った肉体が戦闘を拒否しようとします。
あまりの迫力に圧倒されたユジンは、蛇に睨まれた蛙のようにその場から一歩も動けずにいました。
付きまとってくる男
それから4日後。
ルペルシャは皇女宮の庭園に出て、快晴の景観を一人でぼんやりと見つめていました。
清々しい眺めとは対照的に、彼女の気分はひどく沈んでいます。
ダニエルとの契約にやっと成功したのに、あれから一度も彼が自分の前に現れてくれないことがもどかしくて仕方ありませんでした。
しかも目を閉じると、ひとけの無い夜の町外れで彼とキスしてしまった光景が脳裏に浮かんで離れません。
ルペルシャは顔を真っ赤にして照れながら、一日千秋の想いで彼が花を持ってきてくれるのを待ち焦がれていました。
「皇女様」
出し抜けに背後から声をかけられたルペルシャが、ピクッと体を強張らせます。
ゆっくりと振り返ってみると、そこには澄まし顔のガイル侯爵の姿がありました。
「最近よく会いますね……」
眉をひそめたルペルシャが、呆れたような口調でつぶやきます。
この4日間、全く姿を見せないダニエルとは逆に、ガイル侯爵がずっとルペルシャの周りを付きまとっていました。
なぜ自分に付いてくるのかと尋ねると、決まってガイル侯爵はこう答えます。
「貴女がいつまで周囲の人々を騙すつもりなのか見ているだけなので、私のことはどうぞお気になさらずに」
明確な証拠もないのにしつこく後を付け回されるのは、ルペルシャにとってストレス以外の何物でもありません。
彼の性悪な振る舞いが、彼女の気分を沈ませるもう一つの理由となっていました。
「侯爵……もしかして私に対して『特別な感情』でもあるのでしょうか?」
いいかげんイラついてきたルペルシャが満面の笑顔で皮肉を言うと、ガイル侯爵が顔を真っ赤にして口ごもってしまいます。
きっとこれは、自分に死んでほしいと思っているラビロフの差し金に違いない。
そう思ったルペルシャは、「侯爵に監視され続ける生活に耐えられなくなったから、監視役を変えるようお兄様に掛け合ってみますわ」と言い出しました。
兄の愛情
その後、ルペルシャはガイル侯爵を連れて皇太子室を訪れます。
ルペルシャがお茶を飲みながら、まもなくやって来るラビロフの到着を待っていると、何やらガイル侯爵が下唇を噛んで挙動不審な振る舞いを見せていました。
「唇を噛んだらせっかくの綺麗な顔が台無しですよ、侯爵」
彼女のお世辞を聞いたガイル侯爵は再び顔を真っ赤にして照れ始め、「私に媚びても見張りをやめるつもりはありませんよ!」と強がります。
誰も媚びてねーわ……!
にこやかに微笑みながらも、ルペルシャは心の中で怒鳴り声を張り上げていました。
二人がそんなやり取りをしていた時、皇太子室にラビロフが入室してきます。
「待たせたな」
「いいえ、殿下」
クールな表情で席に着くラビロフに対し、うやうやしくお辞儀をしながら挨拶するルペルシャ。
するとラビロフは、「そんな他人行儀な呼び方はやめろ」と叱責してきました。
驚いたルペルシャがとっさに「お兄様」と言い直すと、ラビロフは満足げな笑みを浮かべて「良い子だ」とつぶやきます。
彼にまさかの子供扱いをされ、さすがのルペルシャも引き攣った愛想笑いを浮かべずにいられませんでした。
用件を尋ねられたルペルシャは真剣な表情に変わり、ガイル侯爵をどうにかしてほしいと主張します。
「お兄様が私を監視したい気持ちは分かりますが、この4日間ずっと彼に監視されて疲れました 少しやり過ぎなのではありませんか?どうせなら違う人にしてください」
ルペルシャの話を聞いたラビロフは驚いた表情を浮かべ、自分はそんな指示を出していないと答えました。
すべてはガイル侯爵の独断による行動だったことが判明すると、傍らに立っていたガイル侯爵が顔を赤らめながら気まずそうに咳払いします。
「……どうやら侯爵が出過ぎたマネをしたようだな 私から注意しておくから、皇女も気にせず私の手紙に集中してくれ」
穏やかな微笑みをたたえたラビロフが、ルペルシャに優しく語りかけました。
意外な再会
皇太子室を出たルペルシャは、安堵の面持ちで庭園を一人で歩いていました。
ガイル侯爵による執拗な監視の件が片付いたとはいえ、これで悩みが全て解消したわけではありません。
一番の問題は、いまだに一度も自分の前に姿を見せてくれないダニエルのことです。
せっかく契約を交わしたのに、どうして花を一輪も持ってきてくれないのか。
彼のことを考えただけで、胸が締め付けられるような切ない気持ちになってしまいます。
彼と話をするために、明日から再びダニエル探しを始めよう。
ルペルシャはそう心に誓いながら、優美な庭園内をゆっくりと散策し続けていました。
その時、突如背後から「皇女様!」と叫ぶ女性の甲高い声が聞こえてきます。
驚いたルペルシャが振り返ってみると、そこには婦人帽をかぶったピンク髪の令嬢ソフィア・マルシエンが立っていました。
「皇女様!ごきげんよう!」
マルシエン令嬢はルペルシャとの再会に歓喜し、爽やかな微笑みを浮かべながら彼女のもとに歩み寄ってきました。
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57話を読んだ感想
前回のラストで、ルペルシャとダニエルのキス現場を目の当たりにしてしまったユジン。
心の底から皇女を慕っている彼にとって、この世で最も見たくなかった光景と言っても過言ではなく、彼の胸中を思うと心が痛みました。
さらに悲しいことに、ダニエルの戦闘能力はユジン以上。
愛する女性を奪い返したいと思っても、力では敵わず黙って指をくわえて見ていることしか出来ない状況は、なんとも残酷で悲惨ですね。
もしもこの光景をユジンに見られている事をルペルシャが知ったら、彼女も相当な精神的ショックを受けたはず。
ダニエルが自らを「悪魔」と名乗る理由が分かったような気がしました。
悲痛な三角関係が展開される一方、心無い噂で傷つけられている皇女を守るべくスペシャルチームが結成されたのは朗報ですね。
しかも、そのリーダーが、かつて彼女の命を狙っていたラビロフという所が面白いです。
自己判断で過剰な付きまといを続けるガイルを咎めたり、傷心のルペルシャを気遣ったりする姿を見ていると、あまりの変貌ぶりに度肝を抜かれます。
妹の恋愛講座を通して、ようやく兄の立場を自覚し、優しい心に目覚めたのでしょう。
この分なら、アリエルとの関係もうまくいきそうでホッとしました。
気になるのは、ルペルシャを巡る邪悪な噂が正体不明の組織的な犯行によって拡散されているという点です。
バヌス一族に恨みを抱いている連中が、いまだに彼女を狙っているのでしょうか?
ひょっとすると、ラビロフと恋敵たちとの戦いが描かれていた原作の小説と違い、新たな未知の敵がルペルシャ達の前に立ちはだかる展開も有り得そうですね。
はたして、一体誰が何の目的で皇女を追い詰めようとしているのでしょうか?
そして、マルシエン令嬢と再会したルペルシャは、自分をかばってくれた彼女にどんな言葉をかけるのでしょうか?
第58話の展開が今から楽しみです。
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悪女が恋に落ちた時57話!まとめ
こちらでは57話の展開・あらすじをご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- ユジンの方に視線を向けるダニエル。あまりの迫力に圧倒されたユジンは、蛇に睨まれた蛙のようにその場から一歩も動けずに…。
- 4日間、全く姿を見せないダニエルとは逆に、ガイル侯爵がずっとルペルシャの周りを付きまとっているのだった。
- マルシエン令嬢はルペルシャとの再会に歓喜し、爽やかな微笑みを浮かべながら彼女のもとに歩み寄ってきた。