ピッコマ独占配信の人気コミック「シンデレラを大切に育てました」。
「続きが気になる!」
「主人公はどうなる?!」
こちらでは「シンデレラを大切に育てました30話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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目次
前回のあらすじ
前回は、キッチンでパンを焼いていたアシュリーが、些細な不注意によってパンをうっかり焦がしてしまいました。
それを見たリリーは焦げた部分を切除し、ハムを挟み込んでサンドイッチにすれば大丈夫だと声をかけます。
二人は食材やドリンクを温室内に運び込み、母と姉が外出している邸内でささやかなディナーパーティーを開催。
羽目を外してのんきに飲食を楽しむリリーでしたが、こっそりパンを完成させてリリーを驚かせようと思っていたアシュリーは、自分の不器用さが悔しくて涙が止まりません。
自責の念に駆られるアシュリーを見かねたリリーは、彼女を慰めながら思い出話に花を咲かせます。
アシュリーは継母ミルドレッド達が邸にやって来てから、嫌われないように卑屈な毎日を過ごしてきましたが、今では家族としてもっと愛されたいと純粋に願えるようになっていました。
そんなある日、ウィルフォードがバンス家の邸にミルドレッドを迎えにやって来ます。
ウィルフォードが応接室で待っていると、二着のドレスを抱えたミルドレッドが室内に駆け込んできて、どちらのドレスが良いと思うかと意見を求めてきました。
シンデレラを大切に育てました30話のあらすじネタバレ
おすすめの一着
今日は、前王妃殿下とのお茶会当日。
普段は待ち合わせ時間きっかりに行動するウィルフォードですが、恐縮しているミルドレッドの役に立てることがあるのではないかと思い、今日に限って少し早めにバンス家を訪れていました。
コーディネートに迷っていたミルドレッドが手に持っていたのは、対照的なデザインの二着のスカート。
一つは、生地全体に花柄が刺繍された紫色のスカート。
もう一つは、無地のピンクのスカート。
当初ミルドレッドは前者のスカートを着て行こうと思っていましたが、あまりにも派手過ぎて前王妃とのお茶会の場に相応しくないのではないかと懸念していました。
頭を抱えて真剣に悩むミルドレッドに対し、「大丈夫ですよ」と優しく微笑むウィルフォード。
「夫人は何を着てもお綺麗ですから」
その言葉が見え透いたお世辞である事はすぐに分かりましたが、ミルドレッドは彼に褒められて悪い気はしませんでした。
現在ミルドレッドが着ているトップスは、ピンクのカーディガンと紫色のリボンを合わせたもの。
彼女の装いに目を向けたウィルフォードは、「それならこちらの方がよく似合うと思います」と言って、爽やかな紫色のスカートをお勧めしました。
「でも、それだとお茶会で目立ち過ぎませんか?」
「目立つのは夫人の美貌です」
冴え渡るお世辞に顔をほころばせたミルドレッドは、ウィルフォードの背中を軽く叩いて二人で笑い合いました。
リリーとの密談
着替えを終えたミルドレッドはウィルフォードと共に馬車に乗り込み、お茶会の会場である宮廷に出発しました。
しばらく無言を保っていたミルドレッドは、向かい合って座っているウィルフォードに視線を向けると、さっき邸を出る前にリリーと二人で何を話していたのかと尋ねます。
遠くからチラッと見えただけなので、二人の会話の内容までは聞き取れませんでしたが、確かにウィルフォードはリリーに対して「考えてみるよ」と言っていました。
その返事を聞いて嬉しそうに微笑んでいたリリーの表情が、ミルドレッドにとって非常に印象的だったのです。
しかし、ウィルフォードは「秘密です」と笑うだけで、何も教えてくれません。
リリーの母親として娘に関することは知っておく必要がある、と真顔で主張するミルドレッド。
ウィルフォードは彼女の意見に賛同しつつも、やはり返答をはぐらかし続けます。
「もちろん、いずれ夫人にもお話しするつもりですが今は秘密です 私がリリーの頼みを聞き入れるかどうか考え中だからです」
それを聞いたミルドレッドはニヤッと笑い、「リリーが何か頼み事をしたんですね」と指摘しました。
苦笑いを浮かべたウィルフォードは、リリーから小さなお願い事をされたことを素直に認めます。
「お願い事?簡単なことですか?」
「それは秘密です」
依然として「秘密」としか言わないウィルフォードに業を煮やしたミルドレッドは、「ずいぶん秘密が多いですね」とつぶやいて呆れた表情を見せました。
驚きの鑑定結果
「そう言えば『秘密』で思い出しましたが、以前お預かりした絵画の鑑定が先日終わりました」
カイルの作品とおぼしき絵画を鑑定してもらっていた事をすっかり忘れていたミルドレッドは、平然とした表情のまま「そうですか」と答えました。
リリーから聞いた話では、昔カイルの作品が競売にかけられた際、莫大な価格で落札されて新聞に載るほどの騒ぎになったとのこと。
そんな凄い絵が、あんな古びた邸に置かれているわけがない。
そう思っていたミルドレッドは、鑑定結果に何の期待もしていなかったのです。
ウィルフォードは不敵に微笑みながら、あの絵は正真正銘本物のカイルの作品だったと打ち明けました。
相当な価格が付くはずなので、念のため絵画は鑑定所で受け取った鑑定書と一緒に自分の家で保管していると語るウィルフォード。
その話を聞いたミルドレッドは、驚きのあまり絶句してしまいました。
小さな絵しか描かない主義のカイルがあれだけ大きな絵を描いたのは、パトロンから依頼されたからだろうとウィルフォードは推察します。
バンス家の邸に以前住んでいた人物が、カイルのパトロンだった可能性がある。
もしそうなら美術界においても歴史的な発見になるため、他にもカイルの絵がないかぜひ調べさせてほしい、とウィルフォードはうやうやしく頭を下げました。
「ウィルフォード卿はそんなに絵画に関心があるんですね」
いつになく真剣な態度を見せる彼の反応を見れば、芸術に疎いミルドレッドにもあの絵が相当な発見であることは容易に想像がつきます。
「美しいものを見る事は、誰にとっても楽しい事ではありませんか?」
ミルドレッドの顔をジッと見つめるウィルフォードが、意味深な微笑みをたたえながら答えました。
期待と不安
そうこうしているうちに、二人を乗せた馬車がお茶会の会場に到着しました。
ウィルフォードはミルドレッドの手を取って彼女を車外にエスコートすると、宮廷に続く舗装路をゆっくりと歩き始めます。
「正直に言うと、あまりにも出来すぎた話なので素直に受け入れて良いのか分からないんです」
彼と並んで歩いていたミルドレッドは、不安そうな表情を浮かべながら自分の本心を語り始めました。
ウィルフォードはそんな彼女に対して、「夫人にだけ利益があるわけではない」と答えます。
「あの絵画が世に出れば、発見者として私の名前が載るでしょう 美術界に携わる者として、これ以上の名誉はありません」
それに、売却手続きを自分の鑑定所に一任してもらえれば、少なからず手数料も入る。
この件は、お互いにとっての利益になるとウィルフォードは説明しました。
「それじゃ、あの絵を売るのは邸にある他の絵をすべて確認した後になりそうですね」
すでに発見された絵だけでもとんでもない大金になるのに、他にも金の卵が眠ってるかもしれないなんて最高だわ……!
ミルドレッドは瞳を輝かせ、期待に胸を弾ませました。
ウィルフォードとの会話の中で不安が払拭されたおかげで、緊張が解けたミルドレッドは舗装路の周辺に植わっている花々の香りにその時ようやく気づきました。
大きく深呼吸すると、心が落ち着くような甘美な香りに包まれます。
空を見上げると、穏やかな陽の光が降り注ぐ晴れ晴れとした青空が広がっています。
なんて綺麗な景色なのかしら……。
ミルドレッドはウィルフォードと連れ添って歩きながら、夢見心地な幸福感に浸り続けました。
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30話を読んだ感想
ミルドレッドが何の気無しにウィルフォードに依頼したカイルの絵画が、いよいよ物語を大きく動かしそうな様相を呈してきました。
まさか自宅にひっそりと飾られていた古めかしい絵が、莫大な金を生む可能性のある作品だったとは夢にも思っていなかったミルドレッド。
あれが本物のカイルの絵画だったことを告げられ、ビックリ仰天する彼女の反応を見て思わず笑ってしまいました。
例えるなら、知人から貰った年末ジャンボ宝くじのくじ券が1等に当選していた時の気分といったところでしょうか。
嬉しい気持ちがある一方、これは自分を騙そうとしている罠なのではないかと警戒してしまう心情にとても共感しました。
ミルドレッドの人間臭いリアクションは、本作品の見所の一つですね。
おそらく、リリーがウィルフォードに伝えたのは、自分の絵画の先生になってほしいというお願いでしょう。
その際、鑑定を依頼した例の絵画に前もって目印を付けておいた事も伝えたかもしれません。
作品をすり替えられた場合に備えて、リリーは絵の右下に小さなサインを記していました。
しかし、現在ウィルフォードの自宅で保管されている絵は既にすり替えられた後であり、リリーの付けたサインが無くなっています。
その事実が発覚したら、ミルドレッドもウィルフォードもさぞかし困惑することでしょう。
下手をすれば、ウィルフォードが絵をすり替えた犯人だとミルドレッドが疑い出すかも知れません。
はたして、ミルドレッド達はカイルの本物の絵画を取り戻し、無事に売却できるのでしょうか?
そして、前王妃とのお茶会も無事に乗り切ることが出来るのでしょうか?
第31話の展開から目が離せませんね!
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シンデレラを大切に育てました30話!まとめ
こちらでは30話の展開・あらすじをご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 着替えを終えたミルドレッドはウィルフォードと共に馬車に乗り込み、お茶会の会場である宮廷へ出発。
- 以前鑑定を依頼していた絵画の結果が出たと告げるウィルフォード。不敵に微笑みながら、あの絵は正真正銘本物のカイルの作品だったと打ち明けた。
- ウィルフォードとの会話の中で不安が払拭されたおかげで、緊張が解けたミルドレッドは舗装路の周辺に植わっている花々の香りにその時ようやく気づくのだった。