「シンデレラを大切に育てました」ネタバレ57話！あらすじ・感想を紹介！ウィルフォードの告白

ピッコマ独占配信の人気コミック「シンデレラを大切に育てました」。

「続きが気になる！」
「主人公はどうなる？！」

こちらでは「シンデレラを大切に育てました57話」の展開・あらすじをご紹介していきます！

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前回のあらすじ

前回は、「カイルの絵を売る際には作者が女性である事は伏せておくべきだ」というウィルフォードの提言を聞いたミルドレッドが、鬼の形相で怒りをあらわにしました。

芸術界では女性を地位の低い存在とみなす価値観が古くから根付いていて、カイラが男性の偽名を使って活動していたのもそれが本当の理由だったのです。

女性蔑視に加担するような物言いをとても許容できないミルドレッドは、ウィルフォードと激しい口論を展開。

その中でミルドレッドは、悲劇の画家・カイラと画家志望の愛娘・リリーを重ねている自分の親心に気づきます。

怒りが収まって冷静になったミルドレッドは、カイルの性別を伏せて絵を売るべきだという提案を受諾。

その代わり、絵を売った後で全ての真実を公表し、芸術界の固定観念を変えてみせると宣言しました。

シンデレラを大切に育てました57話のあらすじネタバレ

ミルドレッドの策略

大衆の中に根付いている固定観念を打ち破りたい。

ミルドレッドの発案を聞いたウィルフォードは驚き、どうやってそんな途方もないアイデアを実現するつもりなのかと聞き返します。

するとミルドレッドは不敵に微笑み、一つのプランを打ち明け始めました。

まずは、カイルの作品を熱心に収集しているコレクター達と接触を図り、新しく発見された絵画を最高価格で買う意思があるか彼らに尋ねる。

あわせて、カイルの正体がカイラという少女であった事実も公表し、協議を進めながら取引成立を目指す。

女性が画家として認められるには、自身の作品が収集家の間で売買されるようになる事が絶対条件。

そのために、まずは「カイルの絵」が「カイラの絵」になっても売れるようにする事から始めるのだ、とミルドレッドは語りました。

彼女の計画を聞いたウィルフォードはニッコリ微笑み、自分も喜んでそのアイデアに協力すると返答。

カイルの作品を収集している熱狂的なコレクターに数名ほど心当たりがあるので、さっそく彼らに連絡をとってみると約束しました。

大胆発言

ミルドレッドはウィルフォードにお礼を言いつつも、前々から気になっていた一つの疑問を投げかけました。

「ウィルフォード卿はリリーに画家になってほしいと思っているのですか？」

「……私がですか？特に考えた事もありませんが？」

質問の意図が分からず、怪訝そうな表情を浮かべるウィルフォード。

さらにミルドレッドは「リリーに興味があるんじゃないんですか？」と詰め寄り、彼女を異性として意識しているのではないのかと尋ねます。

彼女が自分とリリーの仲を誤解している事に気づいたウィルフォードは、真剣な顔つきで腕組みしながら自分の胸中を語り始めました。

これまで自分はアイリスやアシュリーにも紳士的に接してきたし、決してリリーだけを特別視してきたわけではない。

リリーに絵を教える気になったのも、ミルドレッドからの要望があったからこそ。

自分が異性として意識している相手は、リリーではなくミルドレッドの方なのだ、と。

ずっと胸の奥に秘めていた自分の想いを語り終えると、ウィルフォードは強風によって着崩れしたミルドレッドのカーディガンをそっと整え、照れくさそうに微笑みました。

予想もしていなかった大胆な告白に言葉を失い、驚愕の表情で黙り込んでしまうミルドレッド。

静かに邸から去って行く彼の後ろ姿を、呆然と見送る事しかできずにいました。

気まずい再会

それから数日後の昼間。
ミルドレッドはキッチンで黙々とパン生地をこねながら、ウィルフォードに言われた事をずっと考え続けていました。

5歳年上で二度も結婚歴があり、婚期を迎えた3人の娘を持つ身の自分を異性として意識していると告白され、気持ちの整理がつかないほどの混乱状態に陥っていたのです。

ミルドレッド達は連日社交パーティーに参加し、ウィルフォードもカイルのコレクターとの交渉に追われて大忙し。

あの日以来、お互いに顔を合わせる機会がなかった点だけが、ミルドレッドにとって唯一の救いでした。

彼は一体どういうつもりなの……？
金目当てで私を懐柔しようとしてるの……？
それとも私をもてあそぶつもり……？

考えれば考えるほど不穏なアイデアが浮かんできて、胸騒ぎが収まりません。

ヤケになったミルドレッドは、ひたすら無心で手を動かしてウィルフォードの事を忘れようと努めました。

ちょうどその時、キッチンに入ってきたアシュリーが満面の笑みを浮かべ、ウィルフォードがやって来た事を告げます。

アシュリーの後方から姿を現したウィルフォードは大きなバッグを携えていて、その中には妖精の泉のシェフが作ったシュークリームが入っていました。

ミルドレッド達の意見を聞くために、シュークリームの試作品を持ってきたと語るウィルフォード。

普段と変わらない物腰で穏やかに微笑む彼とは対照的に、当のミルドレッドはあまりの気まずさで顔を引き攣らせてしまいました。

甘い誘惑

リビングルームに移動し、さっそく家族みんなでシュークリームの試作品に手を伸ばす4人の女性陣。

ひとくち食べてみたミルドレッドは、シュークリームの甘味は申し分ないものの、サイズが大きすぎて女性には食べづらいという感想を漏らしました。

それを聞いたウィルフォードは、妖精の泉でシュークリームを提供する際にカット用の小型ナイフも添えてみると答えます。

どちらかと言えば、生地自体をもっと小さくした方が良いのではないかと提案するアイリス。

小さい方がクリームのまろやかさを味わいやすいという意見を聞いて、ミルドレッドは彼女の機転に感心しました。

ウィルフォードから感想を聞かれたアシュリーは、大きい方が個人的には好きだと返答。

その方がクリームをたっぷり食べられるからという子供じみた発想に、ミルドレッドは思わず笑ってしまいます。

生地とクリームが同色だと味気ないので、もっとカラーリングを工夫した方が良いのではないか、と芸術家ならではの着眼点を見せるリリー。

その発言を切っ掛けに様々なアイデアを思いついたミルドレッドは、チョコクリームやジャムを中に入れたりシュー全体をチョコレートでコーティングしたりしてみたらどうかと提言しました。

あごに手を当てて考え込むミルドレッドの顔を、何故か真剣な表情でジッと見つめ続けているウィルフォード。

彼の視線に気づいたミルドレッドは我に返り、どうしてそんなに自分の事を見ているのかと尋ねました。

「あ、いえ……私は夫人のそういう所が好きなのですよ」

ウィルフォードがニッコリ微笑みながら衝撃発言をすると、和気あいあいとしていたその場の空気が一瞬にして凍りついてしまいます。

シュークリームよりも甘い言葉を囁く彼の顔を、唖然とした表情で見つめる娘たち。

まさか子供たちが同席してる場でも、平然と口説いてくるなんて……。

彼の大胆さに呆れたミルドレッドは、苦悶の表情で頭を抱えてしまいました。

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57話を読んだ感想

これまでヤキモキする距離感が続いてきたミルドレッドとウィルフォードの関係が、ついに急展開を見せ始めましたね！

リリーとウィルフォードが恋仲にあると以前から勘違いしていたミルドレッドにとって、「異性として意識しているのは貴女の方です」と告白してきた彼の言葉はさぞ衝撃的だったことでしょう。

キッチンでパン生地をこねながら思い悩むミルドレッドを見て、思わず笑ってしまいました。

ミルドレッドはこれまで3人の娘を育てる「母」として生きてきたため、「女」になる事に抵抗があるのでしょう。

一人目の夫のリベラ男爵と政略的に結ばれ、二人目の夫のフレッド・バンスと経済的理由で仕方なく再婚したミルドレッド。

ひょっとすると、これは彼女にとって初めての「恋」になるのかもしれません。

前王妃が相手でも物怖じしなかったミルドレッドが恋煩いに動揺している姿は、思春期の少女のような純真さがあって新鮮ですね。

婚活中の娘たちより先に、母親の方が結婚相手を見つけてしまうユニークな展開もありえそう。

母親思いの娘たちなら何の躊躇いもなく応援してくれるでしょうが、当のミルドレッドが彼女たちに気を遣って自ら身を引く可能性もあります。

意地っ張りなミルドレッドが、自分の気持ちに素直になるところを見てみたいですね。

はたして、急接近し始めた二人の関係は、これからどうなっていくのでしょうか？

第58話以降の展開から目を離せません！

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シンデレラを大切に育てました57話！まとめ

こちらでは57話の展開・あらすじをご紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・。