『復讐の皇后』の第41話のあらすじと感想を紹介します。
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目次
前話のあらすじ
エフレニー公爵が突き出した偽の犯人によって、白紙に戻った事件の調査。
皇帝の命を受けた再調査では証拠不十分となり、愛人・ローズモンドへの処罰は爵位剥奪におさまりました。
一方、釈放されたローズはすぐ様、エフレニー公爵と会うと不敵に笑って—-?
復讐の皇后41話あらすじ・ネタバレ
情夫の操り人形
エフレニー公爵—-彼は、帝国を支える三柱となる家のひとつ、名家・エフレニーの現当主であり、皇帝を支える三宰相のひとり。
さらには、帝国で最も大きい商団の主でもあります。
足りないものといえば、現在は宰相の彼ですが、開国当初から関わる歴史ある臣下では無いという点くらいでしょうか。
そんな地位に立つ彼が—-まさか皇帝の寵愛があるとはいえど、今や女男爵の肩書も失った娘に呼び出されるなんて。
国を支える重要職につく公爵が、一介の男爵令嬢の操り人形になっているなんて。
一体誰が想像できるというのでしょう?
公爵家への養子縁組
ローズの呼び出し通りに、ベイン宮にやってきた公爵は、しかし酷く怒っていました。
投獄されたローズを救い出すために、大逆罪をも覆し、罰だって爵位の没収だけに留めて見せたのです。
これ以上まだ何かさせる気なのか、と。
騒ぐ公爵を、ローズは労います。
公爵相手に、酷く上からの物言いで、よくやってくれたと話すのです。
生意気な様子に歯噛みしながら、しかし公爵は、黙って話を聞くしかありません。
愛人は、今回のことで酷く思い知ったことがあると話します。
爵位こそがすべてなのだ、と。
公爵は、公爵ながら男爵令嬢にこき使われる自身を思い、内心悪態をつきますが、顔には出しません。
嫌な予感に顔を引き攣らせる公爵に、愛人は狂気の滲んだ瞳で、言い放ちました。
自分を公爵家に養子縁組させろ、と。
公爵は思わず、流石にそれは、と反対してしまいます。
しかし、提案を突き返せるようであれば、そもそも言いなりなっていたりしません。
慌てて、公爵家の問題として、妻に聞いてみなければとお茶を濁しますが、ローズが見逃すはずもないのです。
立場を弁えなさいと案に匂わせながら、一介の男爵令嬢が、まるで蛇のように、見えない手で公爵の首を絞めていきます。
今すぐ皇帝に、公爵が何をしてきたのかを、包み隠さずに話してもよいのだと脅します。
それは、皇帝が今でも苦しめられるある事件のこと、一介の男爵令嬢が皇帝の傍にいられることになったきっかけ。
俯き、顔面蒼白になった公爵を見て、ローズはニッコリと微笑んで見せました。
養子縁組する日をとっとと決めましょう、と。
実父の同意
公爵は最早、ローズを止められませんでした。
しかし、養子縁組には、実の親の同意が必要となります。
実父—-デロウ男爵と話はついているのかと尋ねれば、ピタッと彼女は動きを止めます。
まるで動揺を悟られないように、静かに公爵に尋ねます。
あの小物の父親が、まさか自分の企みを邪魔するとでもいうのか、と。
公爵は、あくまで法律に則っただけです。
実の親の同意なく養子縁組は成立せず、ローズの母親はもうすでに亡く、しかし父親は生きています。
そのため、デロウ男爵の同意なしに、ローズがエフレニー公女となることはできないのだ、と。
手紙で同意を貰ってはいけないのかと尋ねましたが、公爵曰く、直接同意を貰った方がスムーズだそうです。
公爵を帰した後、ローズは侍女に命じます。
皇帝に会うから準備をしなさい、と。
悪縁の始まり
帰された公爵は、悪縁の始まりを思い返していました。
手元に届いた1通の手紙—-そこには目を見張るべきことが書いてありました。
8年前のことを知っている、と。
たかが男爵令嬢が公爵を呼び出すなんて、本来であれば手紙を破り捨てたことでしょう。
しかし、「8年前」その言葉に、公爵はすぐに令嬢の元を訪ねました。
通された部屋で目の当たりにした—-一介のただの小娘に、怒り散らしたのです。
すると彼女—-ローズモンドは、不快そうな顔をして、立場を弁えろと言い切りました。
そして、手紙の束を突き出して見せたのです。
手紙を見て動けなくなった公爵に、彼女は追い討ちをかけます。
知っているのは手紙のことだけじゃない、と。
彼女は、今のエフレニー公爵の立場は、今は宰相を追われたオースウィン公爵のものだったと話しだします。
その続きも勿論自分は知っているし、そもそもの始まりは、公爵夫人との出会いだろうと、言い当てるのです。
思わず声を荒げた公爵に、ローズは酷く冷ややかな目を返します。
そして公爵は、自分の命が、たかが一介の男爵令嬢に握られているのだと、理解しました。
気圧される公爵に、自分は皇后になりたいのだと言い放つローズなのでした—-。
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復讐の皇后41話を読んだ感想
まず驚いたのは、公爵が、ローズの元を訪れたことです。
てっきり、公爵に会うと言っていた皇帝の愛人が、公爵に会いに行くものだと思っていたのに。
今回の話の後半で公爵が呼び出しを不快に感じていることからも、やっぱり本来あり得ないことなのですよね。
公爵を呼び出したり、ご苦労と臣下のように扱ったりと、ローズの態度は完全に、自分を皇后と見ているなあいう感じが致します。
おそらく、どんな扱いをしたところで、公爵が自分に逆らえないことを知っているから、なのでしょうけれど。
彼女と公爵は「8年前の事件」の関係者みたいです。
この事件によって、ローズは皇帝にとって唯一無二の特別な存在となり、公爵は皇帝に負い目を感じることになるのですね?
てっきり公爵の弱みは、商団—-お金関係なのかと思っていました。
それが、ローズと皇帝の関係や、皇帝の苦しみに繋がるとなると……皇帝の母親も関係したりするのでしょうか。
そもそもの始まりに、夫人との出会いが絡むなら、公爵に愛人がいてその彼女が皇帝の母親と関わりがあるとか⁇
ローズの情報収集能力は、すごいです。
彼女が皇后を志したのは、いつからなのでしょう。
あまり親子仲が良さそうに見えないので、幼い頃から下級貴族に甘んじる父親に反発し、それが頂点への熱意を生んだのでしょうか。
彼女はきっと、どんな些細なことでも、取りこぼさずに調べ尽くして。
使える弱みも手札も人間も出し惜しみせず、ひたすら「皇后」の地位を望むのでしょう。
彼女の地位コンプレックスを考えれば、公爵家への養子縁組は、そこまで突飛な話ではありません。
気になるのは、なぜ今このタイミングでその話が持ち上がったのか、ということ。
ローズへの反発が大きいのは、下級貴族という出身、そして愛人という立場のためです。
妙な話、彼女がクインネスとして現れた侯爵令嬢で、選考によって選ばれた皇后ならば、今と同じ目線は向けられないはずです。
養子縁組が可能で、公爵令嬢を名乗れる可能性があるなら、なぜもっと早くその手段は使わなかったのか。
公爵令嬢となれば、少なくとも地位コンプレックスからは解放されるのです。
クインネスは……排出する家がどう決まっているか定かではないので、なんとも言えませんけれど。
三宰相のひとりの公爵家ならお家柄は充分、皇帝の寵愛もあるなら、最早出来レース。
何の苦もなく、皇后となれてしまう気が致します。
わざわざ蹴落とすべき「皇后」の存在を作ってから、その座を奪いに行くのは、酷く回りくどいです。
先を読んで動くローズが、この方法を取ったのなら、こうせざるを得ない理由があったのかと思うのですが……。
地位以外に、彼女がストレートに「皇后」を狙えなかった理由とは?
公爵が初めて出会った頃のローズの描写、面白かったです。
微かに幼さの残るローズは、胸ほどの長さのストレートの髪(ふわふわ癖っ毛かと思っていました!)。
傍に控える黒髪ショートの侍女は、何とグラーラですね!、よくよく見てみないと分かりませんでした。
2人とも髪質や髪色が今と随分違って、地毛じゃなかった転々…、と衝撃を受けました笑
すでにローズは皇帝の傍にいるようですから、2年前くらいの話なのでしょうか。
女性、というより、娘、と呼ぶのにふさわしいローズの風貌が、印象的でした。
復讐の皇后41話まとめ
こちらでは41話の展開・あらすじを紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・・
- エフレニー公爵がローズに呼び出されます。自分を公爵家に養子縁組させろ、と言います。ローズは公爵が何してきたのかを、皇帝に包み隠さずに話すと脅します。
- 公爵は、実の親のデロウ男爵の同意なしに、ローズがエフレニー公女となることはできないのだ、と言います。ローズは侍女に皇帝に会うから準備をしなさい、と命じます。
- 帰された公爵は8年前のことを知っている、という手紙が届き、すぐに令嬢の元を訪ねました。ローズは手紙の束を突き出して見せ言い当てます。
- 公爵に、自分は皇后になりたいのだと言い放つローズなのでした。
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