『復讐の皇后』の第47話のあらすじと感想を紹介します。
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目次
前話のあらすじ
ある日、皇帝はフラつき、膝をつきます。
日付に気付き、またこの日が来たのかと覚悟するのでした。
一方ペトロニラは、エフレニー公爵夫人を見送り、公爵邸の管理を引き受けます。
公爵の愛人・ジャニュアリーを前に、厄介な相手だという印象を抱くのでした。
復讐の皇后47話あらすじ・ネタバレ
公爵夫人からの信頼
馬車にやられながら、ペトロニラは先程のことを思い返していました。
公爵夫人が病の息子のために外国へ旅立った後、執事が見送ってくれたのです。
エフレニーが侯爵家だった頃から支えているという執事に、公爵夫人は信頼を寄せていました。
その夫人から公爵邸の管理を任されたペトロニラにとって、公爵の愛人も居座る公爵邸で、頼れるのは執事だけです。
執事も、部外者であるペトロニラが、公爵邸を管理することになった経緯を知っていました。
そうして彼は、ペトロニラに深々と美しく、お辞儀をして見せたのです。
同時に頭の中では、公爵邸を任せたと言い残した、公爵夫人の顔が浮かびました。
後ろめたさが、どっと湧いていました。
馬車に揺られながら、ごめんなさいと、心の中で呟くのです。
そして、皇宮へ向かうかと尋ねる従者に、グロチェスター侯爵家へ戻るよう命じるのでした。
関係ない
皇后の元にも、ペトロニラが早々に家に戻ると言う知らせが届きました。
いつもは侍女として夕方までは皇宮へいる彼女ですから、めずらしいことです。
一瞬気にかかりましたが、すぐに姉にも休息が必要だと思い直します。
今は皇帝の愛人・ローズモンドも里帰りで皇宮を離れているため、気を張る必要もありません。
束の間でも、休める時に心と身体を休ませておくのが1番です。
侍女と護衛騎士を連れながら、庭園を散歩して回ります。
ローズがいなくなって、皇帝はさぞ暇なことでしょう。
常に忙しそうにしていた彼ですが、それでもそんな彼を、ローズはいつでも訪ねていました。
忙しくても、彼女に構う時間はあったということでしょう。
ふいに、庭にひとりで立っている皇帝を見かけます。
皇帝が気付いていないのをいいことに、知らんぷりをする決め込む皇后。
そこに、怪訝そうにする護衛騎士の言葉に、思わずピクリと反応してしまいます。
顔色が悪いとの言葉に皇帝の様子を窺えば、確かに青白い顔に、浮かぶ瞳は焦点が合わず虚
空を見つめ、薄らとクマもできているようでした。
心配になる様子ではありましたが、皇后はスッと目を伏せ、先を促します。
皇帝の傍にいるのは、最愛の愛人・ローズモンド。
自分が気にかけるべきではないと、弁えていました。
眠りの妨げ
その夜、皇后は何度も寝返りを打った末に、耐えかねて外に控える侍女を呼びます。
駆けつけたミルヤに、音が聞こえないかと尋ねるのです。
ずっとずっと鳴り止まない声が、頭に響いて眠るどころではありませんでした。
ミルヤは初め、ピンと来ていないようでした。
風の音ではと尋ねる彼女に、そんなことで呼んだらしないと宥めます。
どうか耳を澄ませてよく聞いてほしいと、呼吸を整えながら頼むのです。
すると、ミルヤの耳にも、その声が届いたようでした。
本当に微かな声、けれど皇后は、どんな些細な音であっても、気になって眠れなくなってしまうのです。
神経質になっていることを詫びれば、彼女は皇后に寄り添ってくれます。
暗殺者に犯人探しにと、気が休まらなかったのだから当然だと言って、自分が調べてくると話す彼女を、呼び止める皇后。
もう、眠気はスッカリ覚めてしまっていました。
明かりをお願いし、いざ声の主を突き止めに向かいます。
悲しみを叫ぶ声の主は……?
灯りを頼りに、声の主を求めて皇宮を歩き回ります。
それは、誰かの泣いている声、泣き叫ぶ声、どれほど続いていたのか、スッカリ枯れて性別も定かではありません。
けれどその声は、深い深い悲しみに沈んでいました。
ふと、声の主を探す皇后、護衛騎士・ラファエラ、侍女・ミルヤの前に、年配の侍女が現れます。
皇帝の住まう中央宮の侍女、彼女はまるで行手を阻むように、皇后たちを引き留めているでした。
そして、ひときわ多く上がった叫び声の中に、皇后は見知った声を聞くのです—-。
嫌な予感が、全身に纏わりついていました。
そしてこの予感は、おそらく外れはしないのでしょう。
皇后を止めに来た中央宮の侍女、この皇宮でまだ、皇后にみられてはいけない何かが存在するのです。
侍女を押し切って進んだ先、悲鳴が鮮明に聞こえる場所に、皇帝の秘書官と中央宮の侍女たちがいました。
予感はもはや、確信に変わっていました。
皇后は侍女と護衛騎士に、ここで待つように命じます。
危険だと声を荒げ心配する彼女たちに、命令だと言い放って。
声の主に危険がないことも、おそらく長くはかからないことも知っていました。
そうして、一歩を踏み出すのです—-。
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復讐の皇后47話を読んだ感想
皇后陛下が美しかったです。
同時に、護衛騎士・ラファエラが哀しかったです。
二度と主人を危険に晒さないと心に誓っても、主人たる皇后に命令されてしまっては、伸ばした手も届くことはないのです。
皇后だけが、声の主に気付いていたのでしょうか。
いいえ、護衛騎士はともかく、侍女・ミルヤは気付いていたのではないでしょうか。
どちらにせよ、声の主—-皇帝が、皇后に危害を加える可能性はあったのと思うのです。
ミルヤの見る皇帝が、未だに愛人に心を寄せ、皇后に目をくれないままなのだとしたら。
きっと、皇帝の発作(?)を止められるのは、ローズモンドだけなのでしょう。
んーどうでしょう、ローズは全て知った上で彼を放っておいて、収まった頃に手を伸ばす気も致しますけれど。
とにかく、皇帝と皇后の距離が、初夜に比べて近しくなったことに気付いていないのなら。
前後不覚で叫び続ける皇帝が、最愛の愛人と敵対する皇后を、傷つける可能性は十二分にあったと考えられます。
なら、皇后が声の主に近づくと言った時、不安気な表情で彼女を止めようとしたのにも、納得がいきます。
ラファエラは、何となく声の主に気付いていないような気が致します。
彼女は、皇后さえ守れれば、加害者が誰であったって関係ないのでしょう。
大切なのは、皇后の目に映るもの耳に聞こえるもの肌に触れるものの中で、害となるものがあるかないかです。
そういう意味で、眠りを妨げた音は、悲しみに引き裂かれた尋常でない叫び声は、害と映ったことでしょう。
予測立てて進む皇后の傍で、滑稽なほど焦る様も、決して間違ってはいないのです。
彼女はひたすらに、彼女の正義を貫いているだけのように見えます。
ペトロニラが……このところ、あのお姉様はひらすらに意味深です。
公爵夫人と執事に謝ったのは、彼女に公爵邸を守る気がないからでしょうか。
あくまで、公爵が皇后と敵対する理由を探りに来たからであって、純粋な信頼が良心に刺さるのかもしれません。
この公爵夫人とのやりとりにおいて、お姉様はひたすらに強かです。
公爵夫人には、自分の身内の恥も晒しつつ、気持ちは十分に分かると寄り添って。
公爵の愛人には、貴方のことを知っていれば管理なんて引き受けなかったと嘯いて。
皇后が直接命を狙われ、神経をすり減らす速度が早まってからというもの、お姉様の変身っぷりには驚かされます。
おそらく、彼女は早々に記憶を取り戻していたのでしょう。
皇后となる妹に皇宮に呼ばれ、皇帝と愛人が仲睦まじく抱き合う様子を見た、あの時からきっと。
庭で気絶したタイミングで、起きた時に記憶を取り戻した様子が無かったの、不思議に思いましたもの。
あの場面で記憶が戻っていた方が、納得はいきます。
記憶がありながら、愛人にいいようにやられる妹を黙って見ていたのは、腹立たしいけれど。
けれど遅かったとはいえ、妹のために見事に強かに変身してみせたお姉様に、イライラもおさまってしまいそうです。
今後彼女がどう動くのか、ちょっと楽しみです。
余談ですが、皇帝を見かけるたびに、見なかったフリをしようとするパトリツィアが、大変可愛らしいです。
今回の衣装も、古代の女神のようで少し演劇衣装っぽく見えましたが、素敵でした。
肩口の紐と裾が薄いピンクで、シンプルにヒラヒラとしたワンピースは白く、まるで薄ピンクのバラの花びらのようで。
気高いような柔らかいような印象が、素敵だなあと思いました。
復讐の皇后47話まとめ
こちらでは47話の展開・あらすじを紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・・
- ペトロニラは馬車で公爵邸を任せたと言い残した、公爵夫人の顔が浮かび、従者に、グロチェスター侯爵家へ戻るよう命じます。
- 皇后が侍女と護衛騎士を連れながら、庭園を散歩していると一人でいる皇帝を見かけます。自分が気にかけるべきではないと、弁えていました。
- 皇后はずっと鳴り止まない声が、眠りの妨げになっているとミルヤに尋ねます。自分が調べてくると話す彼女を、皇后は呼び止め声の主を突き止めに向かいます。
- 声の主を探す皇后たちの前に、年配の侍女が現れます。押し切って進んだ先、悲鳴が聞こえる場所に、皇帝の秘書官と中央宮の侍女たちがいました。
- 皇后は侍女と護衛騎士に、ここで待つように命じ一歩を踏み出します。
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