『復讐の皇后』の第59話のあらすじと感想を紹介します。
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目次
前話のあらすじ
皇帝の愛人・ローズモンドは、皇宮に戻るやいなや、ベイン宮の予算について皇后に抗議します。
しかし正論を返され、皇帝にグチを零せば、なんと彼は皇后の味方をするのです。
寵愛が薄れたことに、焦りを隠せません。
一方、皇后の姉・ペトロニラは、エフレニー公爵邸を訪れて……?
復讐の皇后59話あらすじ・ネタバレ
愛人の浪費癖
エフレニー公爵夫人が不在の間、公爵邸の管理を任されたペトロニラ。
日常のことは長年仕えているという執事に任せていましたが、今回彼では判断ができない問題があるということで、呼ばれたのです。
話を聞けば、公爵の愛人、マダム・ジャニュアリーの浪費癖に困っているとのことでした。
公爵より13歳も若く、更には彼との間に、20ヶ月になる息子がいるというマダム。
彼女の贅沢による支出は、公爵家の予算を食い潰す勢いで膨れていました。
頼りの公爵は、常日頃から彼女に甘く、好きにお金を使わせてしまいます。
執事の権限で口を出せる話でもなく、困って公爵夫人の代理であるペトロニラを呼んだのですが。
そこにふいに、当のマダム・ジャニュアリーが現れました。
薄い水色のドレスにボンネットを被り、腕には20ヶ月になる息子を抱いて。
マダムは、ペトロニラが来ることを、知らされていなかったようです。
何の用事で来たのかとマダムが尋ねようとすれば、執事はピシャリと、あなたには関係ないとはねつけます。
ハッキリ物をいう様子に、思わず呆れるペトロニラです。
大したことではないと笑顔を返せば、マダムは退席し、少し離れたところで、すでに歩ける息子と戯れ、仲睦まじく笑顔を零します。
そんな様子を横目に入れながら、再び執事の話を聞けば、詰まるところ、折衷案が欲しいとのことでした。
マダムの贅沢について、反対する公爵夫人と、際限なく許す公爵、どちらもが納得できるような提案。
3日以内にはまた来るといい置いて、公爵邸を後にします。
馬車の中で、日の光の下で仲良く笑い合うマダムと息子を思い出し、微笑みが溢れるペトロニラ。
次の瞬間ハッとして、暗い顔を見せるのでした。
どちらにつくか
マダムの予算について、ペトロニラは皇后に助けを求めました。
マダムにつくか、公爵夫人につくかについても、決めなければなりません。
正妻と愛人が打ち解けることは、絶対にあり得ないのですから。
パトリツィアは、冷静に判断します。
そもそも、どちらについたとしても、もう片方と敵対する必要はありません。
マダムについては、まだ身分さえ分かっておらず、無難に扱うのが妥当だという方針に固まります。
予算については、マダムに支出予定表を出してもらい、ペトロニラが添削することに。
優秀な妹の言葉に、ほとんど反対はありませんでしたが、なるべく公爵夫人に有利になるよう進みたいと話すペトロニラ。
マダムもペトロニラを公爵夫人の味方だと思っていますし、後々のことを考えても、その方がいいだろうと。
妹もアッサリと、そうねと頷くのでした。
もう後手には回らない
頼まれていた話もまとまり、ペトロニラは、皇宮に何か変わりはないかと尋ねます。
最近は慌ただしくしており、中々皇后の侍女として、皇宮に足を運ぶ機会も減っていました。
するとなんと妹は、ローズモンドがエフレニー公女になるみたいだと、やけにアッサリ話すではありませんか‼︎
彼女が男爵領に戻った時から予感はしていたと、のんびり話す妹に、ペトロニラは開いた口が塞がりません。
何か対策でもしているかと聞けば、起こってしまったのだから仕方ないと傍観している様子。
しかし、害がないと思っている訳ではなく、公爵令嬢という立場から、今まで以上の攻撃が来ることほ、覚悟しているようです。
尚更早く何とかしなきゃ!と慌てる姉に、妹は冷たいくらいに冷静でした。
今はまだ早い、時が満ちるのは待たなければと、話すのです。
それまでは手を出すことはなくジッと瞳を光らせ、できることだけをして待つつもりだ、と。
その様子に、ペトロニラは息を呑みました。
暗殺未遂の事件で、焦りのりために愛人を断頭台に送れなかったことは、パトリツィアの心に火をつけたようでした。
幸せになって
話は、来週に控えた建国際へと変わります。
準備もあらかた終わったと話す妹に、当日は一緒にデートしない?と、茶目っ気たっぷりに誘う姉。
差し出された手のひらを取って握りながらも、妹は難しそうだと話します。
皇后として、1日中貴族の相手をしなくてはならず、酷く疲れそうだ、と。
納得していれば、唐突に尋ねてくるのです。
ペトロニラは結婚しないの?、と。
妹の自分が先に嫁いでいるから尚更、と。
急な話に呆れる姉をよそに、パトリツィアは、たったひとりの姉に、幸せになって欲しい思いが消えません。
いい人と出会い、結ばれて、幸せな一生を歩んでもらいたいのです。
するとペトロニラは、大きなお世話、と笑います。
触れていた手をしっかりと握って、今のままで十分幸せだと、微笑むのです。
思わず吹き出したパトリツィアと、お互い笑い合うのでした。
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復讐の皇后59話を読んだ感想
あららー、色々見当違いでした。
ペトロニラが公爵家に呼ばれたのは、執事には扱えない問題が発生したから。
今まで公爵邸の管理をしていなかったわけじゃなくて、基本は執事に任せていたから、彼女の出番が無かっただけなんですね。
そんな話していたなあとも思いますけれど、本当に、ほとんど放任状態なんですね。
まあ、今回みたいに、最終的な判断や責任は、管理を任されたペトロニラにあるみたいですから、何だか皇后とも似ています。
皇后になったばかり、皇室部の仕事について、実務は慣れていたエフレニー公爵夫人で、最終判断は皇后でしたね。
公爵の愛人をどう表現していいか迷っておりましたが、マダム、でいいみたいです。
奢侈品は、贅沢品のこと、生活に絶対に必要な訳ではない、贅沢のための物のこと。
皇后にもローズの金遣い問題が浮上していましたから、姉妹揃って同じ状況に立たされた訳ですね。
それと本筋ではありませんが、もうひとつの見当違い。
皇后のドレス、白いドレスに青の飾りがあしらわれたものでした。
前話では首のリボンの色がピンク色でしたが、今回は青色で、全体的に白と青でとってもバランスよくて、めっちゃ可愛い。
気品もあるけれど、若すぎる感じもなくて、パトリツィアによく似合っているなあと感じました。
話を共に戻すと、公爵の愛人、マダム・ジャニュアリー、久しぶりの登場です。
瞳の色と似合う薄い水色のドレスにボンネットまで被って、どこぞの貴婦人に見えます。
全体的に色素が薄く、儚げにも見えて、なんとも美しい。
そういえば、彼女の身分はまだ明かされていません。
薄い金髪は廃皇后・アリサも連想させますが、流石に関連はないんじゃないかなあ。
お金の使い方的には、ローズに似ているため身分は低いのではと思うのですが、雰囲気だけ見ると貴婦人です。
皇族の私生児みたいな隠れた気品にも感じるし、伯爵夫人みたいな公侯よりおっとりとした穏やかな気品も感じてしまいます。
意外だったのは、皇后たちが公爵夫人派ではなかったことです。
公爵夫人よりではあるけれど、まだマダム派につく可能性もなくはなく、どちらにつくか検討している段階なのですね。
ローズの公爵家への養子縁組作戦、やっぱり結構、強力ではありますよね?
皇后があまりに平然としているものですから、ペトロニラが驚いてくれて安心しました。
けれど皇后にはすでに対抗策があるようで、格好いい……!楽しみです!
ここにきて、急に浮上したペトロニラの独身の話題と、マダムと息子のやりとりを微笑ましく思いだした姿。
お姉様に恋愛パートの予感です……。
お相手は、公爵邸に向かった際に、ぶつかった馬車に乗っていた男性なんだろうなあ。
2人はどう再会するのでしょう、公爵邸付近でぶつかった訳だから、彼は公爵家の関係者なのか……乞うご期待ですね。
復讐の皇后59話まとめ
こちらでは59話の展開・あらすじを紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・・
- 公爵邸の管理を任されたペトロニラ、執事から話を聞くと公爵の愛人、マダム・ジャニュアリーの浪費癖に困っているとのことでした。
- 折衷案が欲しいとのことでした。ペトロニラは3日以内にはまた来るといい置いて、公爵邸を後にします。
- ペトロニラは皇后に助けを求めました。マダムに支出予定表を出してもらい、ペトロニラが添削することにしました。
- ローズモンドの話に慌てるペトロニラに皇后は、時が満ちるのは待たなければと、冷静に話すのです。
- ペトロニラは結婚しないの?とパトリツィアが聞きます。すると、ペトロニラは、大きなお世話、と今のままで十分幸せだと、微笑むのでした。
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