「影の皇妃」ネタバレ18話！あらすじ・感想！ローレンツの忠誠

ピッコマ独占配信の人気コミック「影の皇妃」。

「続きが気になる！」
「エレナはどうなる？」

こちらでは「影の皇妃18話」の展開・あらすじをご紹介していきます！

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前回のあらすじ

前回は、一日の日程を事前報告するように命じられたエレナが、午後から庭園の散歩をするというスケジュール表をリアブリックに提出しました。

やけに長い散歩時間を不審に思うリアブリックでしたが、特に警戒する必要もないだろうと判断してそのまま承認します。

エレナに護衛騎士の選任状況を尋ねられたリアブリックは、公女様にふさわしい将来有望な騎士がいると言ってローレンツの名を挙げました。

ローレンツは、後にエレナの背中に剣を突き立てて彼女の命を奪う張本人。

エレナは無邪気にはしゃぐ振りをしながら、庭園の散歩と偽った時間を利用して第２騎士団の訓練場に足を運び、信用できる護衛騎士を自ら探しに行きます。

大勢の屈強の男たちが激しい訓練に汗を流す中、まるで女性のような美しい容貌を備えた一人のイケメンが異彩を放っていました。

エレナは当初から目をつけていた人物、後に帝国の三剣と呼ばれる氷の騎士・フューレルバードをついに発見し、興奮に胸を高鳴らせました。

影の皇妃18話のネタバレ

私の騎士になって

三剣とは、帝国を守護する偉大な存在に対して与えられる最高栄誉の称号です。

第一剣は、皇室に受け継がれる建国剣バリーサ。
第二剣は、氷の騎士フューレルバード。
第三剣は、荒野の狼レン。

この中で第一剣は実在する本物の剣であり、生きている人間の中で三剣と呼ばれているのは、多くの騎士の中でもフューレルバードとレンのわずか二人だけです。

バスタージュ家の狂犬・レンに匹敵するほどの実力を持つフューレルバードは、紛れもなく帝国最高の剣士の一人。
自分の護衛騎士としてこれほどうってつけな人材はいない、とエレナは思っていました。

木陰でお茶を飲んでいたエレナは、ティーカップを置くと勢いよく立ち上がり、訓練場の騎士たちのもとに歩み寄ります。

ベロニカ公女が訓練場に現れたことに気づいた騎士たちは、ざわざわと騒ぎながら彼女の美しい姿に瞳を輝かせました。

「こんにちの大公家があるのは、命がけで戦ってくれる貴方達のおかげです」

エレナは一人一人の騎士たちの汗をタオルで拭いてあげながら、たゆまぬ努力を続ける彼らの行為に感謝の言葉を述べます。

優しい微笑みをたたえるエレナと目が合った途端、フューレルバードは顔を真っ赤にして視線を逸らしてしまいました。

そんなフューレルバードのうぶな反応を見たエレナは、「伝説の三剣もまだまだ子供ね」と心の中で笑います。

エレナは皆の前に立つと、第２騎士団の騎士たちの強さや忠誠心の高さを絶賛し、自分の直属の護衛騎士を決める選任式を数日後に開催すると宣言しました。

予期せぬ電撃発表を聞いた騎士たちは大きな歓声を上げて顔を綻ばせ、我こそはと期待に胸を高鳴らせます。

しかし、エレナの発言を聞いた第２騎士団団長のジェームスは、ひそかに眉をひそめていました。

公女の護衛騎士の選任は、本来複数のプロセスを経て決定すべき重要な事項。
この問題に公女自ら乗り出すなど聞いたことがなく、奇妙な状況に首をひねらずにいられませんでした。

「どなたが私の騎士に選ばれるのか、本当に楽しみですわ」

エレナがチラリと視線を向けた先には、クールな表情で静かに闘志を燃やすフューレルバードの姿がありました。

ローレンツの決意

一方その頃、リアブリックは室内でローレンツと二人きりの面談を行っていました。

リアブリックから公女の騎士になるよう命じられたローレンツは、何の迷いもなくその話を承諾します。

忠誠を尽くす振りをしてエレナに近づき、彼女の動向を監視・コントロールしてほしい。

具体的な指令内容を聞いたローレンツは、自分からも一つだけ要望を言わせてもらいたいと答えます。

「もしも本物のベロニカ公女がお戻りになったら……自分の名誉をこの手で『挽回』させていただきたい」

命令とはいえ、一度忠誠を誓った公女とは別人の偽公女に仕えることは、大公家の騎士にとって屈辱とも言うべき不名誉な話。

鋭い眼光を放つローレンツの瞳に彼の強い意志を感じたリアブリックは、その提案を快諾しました。

「さっそく今夜にでも公女との食事の場を設け、２日以内に略式で選任式を済ませましょう」

リアブリックは淡々とした口調で、エレナ包囲網を固める準備を水面下で進めていきます。

偽ベロニカ護衛の件の話が済むと、ローレンツはリアブリックにお辞儀をして部屋から出て行こうとしました。

わがままなおもちゃ

その時、全速力で廊下から走って来た部下のベローが室内に飛び込んできて、リアブリックに緊急の用件を伝えに来ます。

血相を変えて激しく呼吸を乱しているベローは、第２騎士団の訓練場にエレナが現れたことを早口で報告しました。

しかもエレナは、数日後に自分の護衛騎士を決める選任式を大々的に執り行うと宣言し、大公家の全騎士に招集令を下した模様。

これは過去に前例のない事態であり、公女の直属の騎士になろうと多くの騎士たちが異様な盛り上がりを見せている。

その話を聞いたリアブリックとローレンツは、顔面蒼白になって絶句してしまいました。

まさか直属の騎士をエレナが自分で決めようとするなど夢にも思わず、のんびりしすぎていたことを悔やむリアブリック。

部下のベローに対し、今すぐエレナをここに連れてくるように命じました。

リアブリックは鬼の形相で拳を握りしめ、全身に湧き上がる怒りに身を震わせます。

ベロニカ公女の私物を勝手に取り換え、自分の書類整理の邪魔をしてきた次は、騎士の選任にまで首を突っ込んでくるとは……！

従順だと思っていた操り人形が好き勝手に暴走し始め、次第に制御不能になりつつあることに我慢ならないリアブリック。

その頃、フリードリヒ大公家の庭園にいたエレナは、彼女の激憤など素知らぬ顔でのんきに散歩を楽しんでいました。

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18話を読んだ感想

無邪気に暴れまわるエレナの行動により、どんどんリアブリックの計画が破綻していくのが見ていて痛快ですね。

ローレンツの代わりになる騎士を味方につけるために第２騎士団の訓練場に足を運び、後に帝国三剣の一人と謳われるほどの実力者になるフューレルバードに目を付けたエレナ。

フューレルバードの凄さにも驚きましたが、噛ませキャラだと思っていたバスタージュ家のレンも彼に匹敵する実力者だと知ってビックリです。

レンがエレナを偽ベロニカだと見抜けたのも、彼の剣技と何か関係があるのでしょうか？

格闘技をやっている人は洞察力に長けているので、エレナの何気ない振る舞いから本物のベロニカ公女との違いに気づいたのかもしれません。

フューレルバードは、典型的なクールビューティー系イケメン剣士。
その上、エレナと目が合っただけで顔を赤くして照れるうぶな所もポイントが高いですね。

エレナの提唱した選任式の話を聞いてがぜん盛り上がる兵士たちの反応も可愛くて、陰険なフランツェ大公ら権力者とは対照的に萌え要素満点の兵士達にほっこりしました。

はっきり言葉に出してはいませんが、フューレルバードは公女の護衛騎士になるために相当な気合を入れているような気がします。
彼の実力を見るのが楽しみですね。

一方、前世でエレナを始末した張本人であるローレンツは、リアブリックの命を受けて偽ベロニカの護衛騎士依頼を承諾。

任務が完了したら「けじめ」をつけたいという彼の決意を聞いて、本物のベロニカ公女に対する恐ろしいほどの忠誠心に度肝を抜かれました。

エレナを刺したのは命令ではなく、あくまで騎士としての自分の意思だという所が凄いですね。

敵ながら、己のプライドに命をかける騎士道に敬意を払いたくなりました。

ローレンツとフューレルバードが戦ったらどっちが勝つのか見ものです。

はたして、リアブリックに呼び出されたエレナは、如何にして選任式の件を納得させるのでしょうか？

第19話の続きを読むのがますます楽しみになってきました！

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影の皇妃18話！まとめ

こちらでは18話の展開・あらすじをご紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・。