ピッコマ独占配信の人気コミック「その悪女に気をつけてください」。
「続きが気になる!」
「メリッサはどうなる?」
こちらでは「その悪女に気をつけてください74話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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目次
前回までのあらすじ
前回は、もうじき始まる魔物との決戦に備えるべく、父・ポジェブラト公爵の部屋を訪れたメリッサが軍隊派遣の要請を依頼しました。
はじめは突拍子もない娘の話を全く信用しなかったポジェブラト公爵でしたが、これは「神託」だというヨナの発言を聞くと、急に態度を軟化させてメリッサの話に耳を傾け始めます。
わけがわからないメリッサは、父の部屋を出るとすぐにヨナに詰め寄り、「神託」とは何の事かと尋ねました。
ヨナは悩んだ末に、今までメリッサにすら秘密にしていた自分の過去を語り始めます。
この世界を統治している「神」と呼ばれる存在から寵愛を受けて生まれてきたヨナは、人間と神の間を取り持つ巫女的存在として多くの信者から崇められてきた人物。
しかし、拘束される日々が嫌になり、自分を「聖女」として利用しようとする者たちを避けるために神殿から逃げてきたのです。
軽蔑される事を覚悟の上の告白でしたが、意外にもヨナの話を聞いたメリッサは明るく微笑み、平然とした態度で彼女をご飯に誘います。
たとえヨナがどんな事情を抱えていようと、自分達は今までと何ら変わらない令嬢と侍女の関係だと宣言するメリッサ。
その気遣いに感動したヨナは、決して感情を表に出さない口元に人知れず小さな微笑みを浮かべてメリッサに謝意を示しました。
その悪女に気をつけてください74話のネタバレ
大臣会議へのお誘い
邸の一室でポジェブラト公爵と一緒にお茶を飲んでいたメリッサは、突然父からとんでもない話を切り出されて絶句していました。
今度皇宮で開催される大臣会議に、メリッサも出席しろというのです。
この前メリッサが父に話した魔物の出現に関する神託は、数十年に一度しか授からないと言われる希少なお告げ。
事情を知った皇帝陛下が「神託を受けた当事者から直接話を聞きたい」と言い出したため、メリッサが大臣会議に駆り出される事になったのです。
父の話を聞いたメリッサは、顔面蒼白になって固まってしまいました。
大臣会議とは、皇帝と貴族の代表たちが一堂に会して政治雑談を展開する行事のこと。
ただでさえ話の内容がつまらないうえに、場違いなメリッサが参加すれば、「皇后になるなら剣術はやめて花嫁修業でもしろ」だの嫌味を言われるのは火を見るより明らかです。
何より、神託の件は完全な作り話であり、その場のノリでヨナの振りに乗ってしまっただけの事。
ここまで話がおおごとになってしまった以上、今さら本当の事を言うわけにもいきません。
頭の中が真っ白になったメリッサが同室しているヨナに視線を向けると、当のヨナは知らん顔をしてそっぽを向いていました。
皇帝陛下からお誘いの言葉をいただいた時、最初は驚いたものの、自分の娘が聖女と同等の扱いを受けて誇らしくなった、と自慢げに語るポジェブラト公爵。
「この件がうまくいけば皇太子イアンとの結婚もお前の望み通りに進むだろう」という発言を聞いて、メリッサは内心キレそうになるほどのイラつきを覚えていました。
メリッサにとってイアンとの婚約は、一秒でも早く正式に破談したくてたまらない足枷。
しかもイアンの父である皇帝陛下は、女遊びを繰り返している息子の行動を「男なら仕方ない」と笑い飛ばすほどのろくでなしなのです。
出来ることなら、頭を鷲掴みにして引っ張り回してやりたいほどムカつく皇帝。
しかし、頭がハゲていて掴む髪が無いため、所詮それも叶わぬ夢だとメリッサは諦めていました。
ピンチはチャンス。
人間万事塞翁が馬。
これも何かの縁かもしれないと開き直ったメリッサは、素直に父の命令に従って大臣会議に同行する事にしました。
メリッサの勝負服
ナインとヨナを引き連れて自室に戻ったメリッサは、当日皇宮に着ていくドレス選びに悩んでいました。
「メリッサ様なら何を来てもお似合いです!」と真顔で叫び、女性陣をドン引きさせるナイン。
恥ずかしさに顔を紅潮させたメリッサは、ソファー席に座ったまま小さく溜め息を漏らして頭を抱えます。
ただでさえファッションセンスが無いメリッサの部屋に謁見用のドレスなどあるはずがなく、これから服を買いに行けばヨナの説教を長時間聞かされること間違いなしです。
もともと、大嫌いな皇帝の前でいい顔をするためだけに着飾りたくもないのが本音。
それに、貴族令嬢用の服は窮屈なコルセットと重いドレスで構成されていて、こんな物を着ながら皇帝に怯えなければならないのかと考えただけでうんざりでした。
しばらく思案していたメリッサは、ふと一つのアイデアを思いつきます。
ん……待てよ……そもそもドレスなんて着て行く必要ある……?
どのみちストーリーはクライマックスに向かってるんだから、こんな会合どうなろうとお構いなしじゃない……!
メリッサは意を決した表情で立ち上がると、クローゼットの中から一着の衣装を取り出しました。
「これにするわ」
そう言ってメリッサが手に取った服を見たナインとヨナは、納得した表情で大きく頷きました。
皇宮へ向かうポジェブラト公爵家
そして迎えた大臣会議当日。
ポジェブラト公爵が馬車の所で出発の支度を整えていると、着替えを終えたメリッサがやって来ました。
「公爵、準備の方は終わりましたか?」
「!?……メリッサ……その格好で行くつもりなのか……?」
例の衣装を着て現れた娘の姿を見て、ポジェブラト公爵は驚きの表情に変わります。
「ドレスを着て行った方が無難ではないのか」と危惧する父に対し、当のメリッサは何食わぬ顔で「何を着ようと自分の自由だ」と反論。
せっかく皇帝陛下が直々に招待してくださったのだから、凡庸な格好でお目にかかるのはかえって失礼にあたると主張しました。
メリッサの強情な性格をよく知っているポジェブラト公爵には返す言葉がなく、しぶしぶ娘の破天荒な行動を黙認する事にします。
「今回の馬車馬はハラグロじゃないわよね?」
「大丈夫です ごく普通の白馬ですよ」
意気揚々と自分用の馬車に乗り込んだメリッサは、付き添いのナインと冗談を言い合いました。
そうこうしている内に出発の時刻になり、メリッサ達を乗せた馬車とポジェブラト公爵を乗せた馬車が皇宮に向かってゆっくりと動き出します。
メリッサが客室内でのんびりくつろいでいた時、突然外からけたたましい馬の鳴き声が聞こえてきました。
驚いたメリッサが走行中の窓から顔を出して様子をうかがうと、その目に衝撃的な光景が飛び込んできます。
なんと、ポジェブラト公爵を乗せた馬車の先頭に、あの凶暴馬・ハラグロの姿があったのです。
メリッサと目が合った瞬間、ニヤリと不気味な笑みを浮かべたハラグロが鼻息を荒くして猛然とダッシュを開始。
ポジェブラト公爵を乗せた馬車が今にもバラバラに吹き飛びそうなほどの勢いで突っ走り始めるのを見て、さすがのメリッサも父の身を案じずにいられませんでした。
ハラグロの暴走を止めなければと思ったメリッサが客室から降りようとした時、ポジェブラト公爵を乗せた馬車の上に妙な人影がある事に気づきます。
よく見ると、ポジェブラト公爵用の馬車の屋根の上に、クールな表情を浮かべたジェイクが座っていました。
ジェイク……!?なんであんたがそんな所に……!?
ハラグロとグルになって何をする気なの……!?
驚きのあまり、思わず唖然とした表情で固まってしまうメリッサ。
しかし、ジェイクが付いているなら公爵が死ぬ事はないだろうと思い直し、馬車の中から聞こえてくる父の悲鳴を黙って聞き流す事にしました。
意外な参加者
皇宮に到着したポジェブラト家一行が会議場内に足を踏み入れると、先に着席していた貴族の代表者達がメリッサの姿を見て一斉に顔を強張らせました。
この日のために彼女が選んだ服は、狩り大会の時にも着た運動用のスポーティーな戦闘服。
高貴な場に相応しくない粗野な姿のメリッサを目の当たりにして、会議の出席者達は一様に不快感丸出しの目つきで彼女を睨みつけます。
予想していた状況とはいえ、女がドレスではなくズボンを履いて来たくらいでこんなに怒り出す貴族男性たちの反応は、メリッサにとって非常にくだらないものに思えてなりませんでした。
ハラグロのせいですっかり乗り物酔いしてしまったポジェブラト公爵は、顔面蒼白の面持ちでフラフラと着席。
冷や汗をかきながらその横に座ったメリッサは、本来なら自分よりナインの方がこういう場に適任なのに、とひそかに考えていました。
政治に関してはまるでド素人の自分と違い、ナインは狼人間の城の中で数少ない資料を熟読して人間社会の教養をマスターした努力家。
きっとナインなら、初めて出席する大臣会議も無難にこなせるはず。
そう思うと、改めて彼の凄さを痛感せずにいられませんでした。
メリッサがそんな事を考えながらボーッとしていると、突然その横に黒マントの人物が歩み寄ってきます。
強烈な臭いによって吐き気を催すような悪寒を覚えたメリッサは、咄嗟に口元を押さえて隣を睨みつけました。
「……へ?……なんであんたがここに……?」
予想外の出席者を目にしたメリッサが困惑の表情を浮かべている所で第74話は終了しました。
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74話を読んだ感想
前回ポジェブラト公爵を説得するためについた何気ない嘘が、とんでもない騒動に発展してしまったようですね。
魔物の襲撃という突拍子もない話に真実味をもたせるために、ヨナが咄嗟に持ち出した架空の神託。
あろうことか、それを鵜呑みにしたポジェブラト公爵が関係者に言いふらしたせいで、皇帝陛下自らが神託の話を聞かせてほしいと乗り出す事態に。
嘘を取り繕うために嘘を重ねて次第におおごとになっていく展開が、三谷幸喜作品のコメディードラマみたいで最高に笑えます。
大臣会議に同行しろという父親からのとんでもない提案を聞いてメリッサが困惑する中、言い出しっぺのヨナが知らん顔してたのが個人的にツボにはまりました。
考えてみれば、これまで皇太子イアンは何度も作中に登場しましたが、父親の皇帝陛下の登場はこれが初ですね。
評判を聞く限り、女たらしのイアンの父親だけあって、ろくな人物ではなさそう。
しかし、帝国のトップに君臨している権力者が相手でも、全く怯む事なく我を通すメリッサはさすがとしか言いようがありません。
彼女が大臣会議の場に着て行った戦闘服は、文字通り高慢ちきな大臣連中に啖呵(たんか)を切るための衣装。
強大な魔物との戦争に打ち勝つためには皇室の軍隊の助力が必要なので、メリッサが皇帝陛下からの信頼を得られるかどうかが今後の展開を大きく左右するポイントになりそうです。
そんな中、突如会場にやって来てメリッサを驚愕させた人物が出現。
服装を見る限りジェイクのように思えますが、イアンやジャックである可能性も否定できません。
はたして、大臣会議の会場でメリッサの真横に座ったのは一体誰なのでしょうか?
第75話の続きの展開が気になりますね!
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その悪女に気をつけてください74話!まとめ
こちらでは74話の展開・あらすじをご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- ピンチはチャンス。人間万事塞翁が馬。これも何かの縁かもしれないと開き直ったメリッサは、素直に父の命令に従って大臣会議に同行する事を決意。
- ポジェブラト公爵を乗せた馬車の先頭に、あの凶暴馬・ハラグロの姿が。メリッサと目が合った瞬間、ニヤリと不気味な笑みを浮かべたハラグロが鼻息を荒くして猛然とダッシュを開始。
- 強烈な臭いによって吐き気を催すような悪寒を覚えたメリッサは、咄嗟に口元を押さえて隣を睨みつける。そして予想外の出席者を目にしたメリッサが困惑の表情を浮かべているのだった。