ピッコマ独占配信の人気コミック「その悪女に気をつけてください」。
「続きが気になる!」
「メリッサはどうなる?」
こちらでは「その悪女に気をつけてください78話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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目次
前回までのあらすじ
前回は、大慌てで出迎えに駆り出されてきたジャックの案内のもと、メリッサ達が狼人間種族のアジトに向かいました。
アジトの中心部にあるフォトン家の城に入った一行は、首長専用の部屋に入室。
メリッサの前でカッコつけようとしたジャックが首長席に座ろうとすると、天井をぶち破ってきたミゼンがジャックに飛び蹴りを食らわして首長室に現れました。
久々にメリッサと再会したミゼンは、敵意に満ちた表情を浮かべて「死ぬのが怖くないのか?」と威圧し始めます。
一対一では勝ち目がなくても、自分には最高の仲間たちが付いている。
ナイン・ユーリ・ヨナの存在に勇気づけられたメリッサは、「私達の方が強い」と啖呵(たんか)を切ってミゼンと対峙しました。
その悪女に気をつけてください78話のネタバレ
マウント合戦
メリッサの正論に対して返す言葉が無いミゼンは、小さく舌打ちして悔しそうな表情を浮かべました。
するとメリッサはニッコリ微笑み、「立ち話もなんだから座って話しましょう」と言って戦闘態勢を解除します。
「そいつは困ったな」
メリッサと張り合うかのように不敵な笑みを浮かべたミゼンが、首長席にどっかりと腰掛けて余裕綽々の態度をとり始めました。
本来ゲストをもてなすはずの部下たちが、メリッサの名前を聞いた途端に怖気づいて全員逃げてしまったと嘲笑うミゼン。
残念ながら来客用の席を準備できないから立っててもらえないか、と嫌味な提案をしてきます。
武力を使う代わりに、理屈をこねてマウントをとるつもりね……。
すぐにミゼンの狙いを察したメリッサは、「席ならそこにあるじゃない」とつぶやいて彼の座っている首長席を指差しました。
「ミゼン・フォトン……わざわざ出向いた客を立たせたままにしておくのは失礼じゃないかしら……?」
またしても正論を振りかざされたミゼンは、着席したまま返答に窮してしまいます。
その隣には、いつの間にか復活したジャックが何故か頬を赤らめてメリッサをジッと見つめていました。
貴族社会では、ゲストが先方の邸内で居丈高な態度をとるのはマナー違反。
かといって、いつまでも下手に出ていたら狼人間とまともな交渉が出来ません。
メリッサは一向に席を譲ろうとしないミゼンの態度を観察しながら、どうしたものかと次の策を思案していました。
身から出た錆
すると、メリッサの後ろに立っていたユーリが悪魔のような笑みを浮かべ、「いいかげんさっさと席からどいたらどうです?」と罵り始めました。
「そんなにその席を譲るのが嫌なら、『ご本人』が直接メリッサ様の椅子になるのも悪くないですね」
聖女・ユーリの口からとんでもない毒舌が飛び出した途端、首長室が水を打ったような静けさに包まれました。
「それはいけません メリッサ様のお体が『あんなもの』に直接触れてしまうなんて」
隣に立っていたナインも爽やかに微笑みながら、淡々とした口調でドス黒い言葉を吐きかけます。
「本当は貴方が座った椅子に座らせるのも嫌ですが仕方ありません その椅子にメリッサ様が座っていただけるだけ感謝してください」
ユーリ・ナインペアに罵倒されたミゼンは、顔中に冷や汗をかいて固まってしまいます。
ミゼンにとって、子供の頃からいじめていたナインと強引に誘拐してきたユーリは、とても優しい言葉を望める立場の相手ではありません。
二人の剣幕に圧倒されて黙り込むミゼンの姿を眺めていたメリッサは、これも全部身から出た錆だと失笑せずにいられませんでした。
ちょうど良い椅子
メリッサは首長室の一角にチラっと視線を向けると、席をどくよう要求し続けるユーリ・ナインペアをなだめて明るく微笑みます。
「いいのよ、二人共 あんなに座りたがってるんだからしょうがないわ 私は……あの『鹿』にでも座るわ」
メリッサの視線の先には、狼人間種族の力の象徴である巨大な鹿の剥製が置かれていました。
このインテリアは人間が気安く触れて良い代物ではなく、まして椅子代わりにするなど言語道断。
激昂したミゼンは、怒鳴り声を張り上げて彼女の行動を批判しました。
「だって他に椅子が無いんですもの」
メリッサは素知らぬ顔でミゼンの声を聞き流し、剥製の背中に登るのを手伝ってほしいとナインに告げます。
すると、ナインはメリッサの肩と足に手を回し、お姫様抱っこの体勢で彼女の体をそっと持ち上げました。
「落ちないようお気をつけて」
ニッコリ微笑みながら、メリッサの体を軽々と鹿の剥製の背中に乗せるナイン。
日々の訓練で筋肉質になった自分の重い体を子供扱いできる彼の逞しさを体感し、メリッサの顔がたちまち真っ赤に染まります。
その光景を見て、腹を抱えながら大爆笑するジャック。
首長席に座っていたミゼンは即座に立ち上がり、鬼の形相で「今すぐ降りろ!」と喚き散らしました。
「嫌よ 座れる場所が目の前にあるのに、利用しないなんてもったいないでしょ?」
鹿の剥製の首に手を回し、まるで自宅のソファーの上で寝転んでいるかのようにくつろぎ始めるメリッサ。
彼女の行動を見て、大きな笑い声をあげる仲間たち。
狂人の沙汰としか言いようのないほどの異様な雰囲気に飲み込まれたミゼンは、顔面蒼白になって頭を抱えてしまいます。
そろそろ頃合いだと判断したメリッサはミゼンを精神的に追い詰めるのを一旦やめ、この城にやって来た「本題」を切り出す事にしました。
ミゼンとの交渉
太古の昔に封印された魔物がもうじき復活し、帝国全土を襲撃してくる。
生き残るためには、皆で力を合わせて強大な魔物と戦うしか道はない。
首長席に座ったままメリッサの話を聞いていたミゼンは、「そんな話を信じろというのか?」と言いながら訝しげな表情を浮かべます。
メリッサにとって、ミゼンが自分の話を疑うのは予想通りの反応でした。
盲目的に信じてくれたユーリやナインが特殊なだけで、こんな突拍子も無い話をいきなり聞かされれば警戒するのは当たり前だとメリッサ自身も思っていたのです。
すると、首長席の甲板の上に腰掛けながら一連の話に耳を傾けていたジャックが、その魔物は狩れるのかと聞いてきました。
小さくうなずいたメリッサは、以前ジャックが乱入した皇室主催の狩り大会は太古の史実である魔物討伐を起源としたイベントだと説明します。
ジャックは感心したような顔つきで、その話を聞いていました。
ミゼンの方に向き直ったメリッサは、「もちろんタダで手伝ってもらおうなんて思ってない」とつぶやき、対等な立場での取引を提案します。
もしも狼人間たちが魔物戦に協力してくれたら、それ相応のお礼をすると約束するメリッサ。
うつむいたまま彼女の話に聞き入っていたミゼンは、ニヤリと笑うと即座にその提案を拒否しました。
たとえ百歩譲って魔物復活の予言が真実だとしても、人間ごときのために動いてやる道理は無い、と主張するミゼン。
いつまで経っても話し合いは平行線のまま進展せず、メリッサにはこれ以上彼の心を揺さぶる良い説得の言葉が思いつきませんでした。
やっぱり……今回も「力」でねじ伏せるしかないか……。
ゆっくりと腰の聖剣に手を伸ばすメリッサの動きに合わせ、再び戦闘態勢に移行するユーリ達。
首長席に座って腕組みしていたミゼンも、2戦目突入を覚悟して険しい顔つきに変わりました。
意外な助っ人
一同の間に緊張が走ったその時、ジャックの発した素っ頓狂な声が室内に響きました。
「おいおい、なんで勝手に決めんだよ 俺は興味あるぞ」
攻撃開始寸前だったメリッサとミゼンは、唐突なジャックの発言に阻まれて驚愕の表情のまま固まってしまいます。
「お前は黙ってろ、ジャック……!」
「森の中でおとなしく暮らしてたら体がうずいてしょうがねぇ 別に人間どもの戦争に加わるわけじゃねぇし、狩りに出るだけならいいじゃねぇか」
メリッサからの提案を巡って、互いの意見をぶつけ合い始める二人の狼人間。
格下だと思っていたジャックがミゼンと対等にやり合う予想外の光景を目の当たりにして、さすがのメリッサもその展開に思わず見入ってしまいます。
うまい話には裏がある、この提案は自分達をはめる罠に違いない、と主張するミゼン。
しかし、ジャックはその推論をすぐに否定し、深読みし過ぎだと反論しました。
「あの女はお前とは違う 見たところ頭のデキは俺と一緒だ そこまで考えちゃいないさ」
ジャックの発言を聞いて内心カチンときたメリッサでしたが、ユーリもナインも無言のまま直立しているだけで全く擁護してくれません。
ヨナにいたっては一人でしきりに頷いていて、喜んだら良いのか悲しんだら良いのかさっぱり分からない心境に陥ってしまいます。
「それに……お前だけが首長でもねぇくせに、一族の方針を勝手に決めんなよ クソッタレが」
鋭い眼光を飛ばしてミゼンを睨みつけるジャック。
もはや今のメリッサ達には、固唾を呑みながら彼らの出す結論を見届ける事しか出来ませんでした。
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78話を読んだ感想
帝国の命運を左右するミゼンとの協議が、予想外の様相を呈してきましたね。
前回のミゼンとの再会は血みどろの再戦を予感させる険悪な雰囲気でしたが、仲間たちのアシストもあってすっかりメリッサ陣営ペースに。
冷血漢のミゼンがメリッサ達の破天荒な行動に振り回されて困惑していたのが、読んでいて最高に面白かったです。
さすがのミゼンも、メリッサとナインのラブラブ振りには形無しですね。
そして、遂に始まったミゼンとの息詰まる交渉。
猜疑心の強いミゼンならメリッサの話を簡単には信じてくれないだろうなとは思っていましたが、まさか取引にも応じようとしないとは驚きました。
弱肉強食の上下関係の世界で生きている狼人間種族には、人間のように対等な関係を構築するという発想が無いのでしょう。
言葉が通じても、文化の異なる相手との話し合いを進めるのは本当に大変なんだと思い知らされます。
一同が一触即発の危険な雰囲気に包まれる中、その場をまとめたのはまさかのジャック!
本能のままに生きている好戦的な脳筋野郎が、逆にメリッサ達とミゼンとの戦争を止めるという意外な展開に引き込まれました。
他の人と着眼点がずれている者がいると、会議中に予期せぬ新アイデアが生まれる事もあるという良い見本ですね。
お笑い担当キャラのジャックがここで活躍してくれたら、敵対関係にあったイアン・ジェイク・ジャックの3男主人公達がみんなメリッサの味方になってくれた事になり、がぜんストーリーが盛り上がりそうです。
はたして、ジャックの言う「お前だけが首長じゃない」というセリフは、ミゼンとジャックがW首長になったという意味なのでしょうか?
そして、先行き不透明な話し合いの結末や如何に!?
第79話の展開から目が離せませんね!
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その悪女に気をつけてください78話!まとめ
こちらでは78話の展開・あらすじをご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 二人の剣幕に圧倒されて黙り込むミゼンの姿を眺めていたメリッサは、これも全部身から出た錆だと失笑せずにいられない様子。
- ゆっくりと腰の聖剣に手を伸ばすメリッサの動きに合わせ、再び戦闘態勢に移行するユーリ達。首長席に座って腕組みしていたミゼンも、2戦目突入を覚悟して険しい顔つきに変わった。
- 鋭い眼光を飛ばしてミゼンを睨みつけるジャック。もはや今のメリッサ達には、固唾を呑みながら彼らの出す結論を見届ける事しか出来ないのだった。