ピッコマ独占配信の人気コミック「余命わずかの脇役令嬢」。
「続きが気になる!」
「主人公はどうなる?!」
こちらでは「余命わずかの脇役令嬢8話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
<前話 | 全話一覧 | 次話> |
目次
前回のあらすじ
前回は、アベリアの一件で両親と決別したカリナが、自室に引き籠もるようになってしまいました。
空腹に耐えかねて丸一日ぶりに部屋から出ると、フェルダンとアベリアが顔をクシャクシャにしながら謝罪の言葉をかけてきます。
しかし、一方の両親はまるで何事もなかったかのように振る舞い続け、インフリックの休暇に合わせてピクニックを実施したいからカリナの誕生日パーティーを延期しても良いかと言い出す始末。
かろうじて残っていた両親への未練を完全に捨て去ったカリナは、わずか一行だけの別れのメッセージをしたためた手紙を残し、そのままレオポルド家の邸を飛び出したのでした。
それから2か月が経過し、何とか無事に目標地点であるミリアンの邸に着いたカリナ。
彼女の常軌を逸した行動に疑問を抱くミリアンでしたが、今さら追い返すわけにもいかず、しぶしぶ離れを貸す事を約束します。
交渉がうまくまとまって安堵したのも束の間、離れに向かっていたカリナは途中で突然めまいを起こし、その場に倒れ込んでしまいました。
余命わずかの脇役令嬢8話のあらすじネタバレ
深夜の散策
ミリアンとの交渉を終えた日の深夜。
めまいでふらつく体を引きずって何とか離れに着いたカリナは、寝袋にくるまりながら一晩中うなされ続けていました。
どれだけ着衣を羽織っても寒気が収まらず、咳も一向に止まりません。
薬で抑え込んでいた芸術病のぶり返しは、カリナの予想を遥かに上回るほど強烈でした。
頭痛で意識が朦朧とする中、ふと目を開けてみると、もう真夜中だというのに邸の本館の明かりがまだ点いている事に気づきます。
閣下はこんな夜更けまで仕事してるのかしら……?
芸術病の症状のせいで今夜はとても眠れそうになく、カリナの頭の中は雑念でいっぱいでした。
ベッドから起き上がったカリナは、少しでも体力が残っているうちにタオルと水を準備しておこうと思い立ち、小さなランプをぶら下げて離れの散策を開始します。
しかし、離れだけでもレオポルド家の邸宅より圧倒的に広く、どこに何が置かれているのかさっぱり分かりません。
カリナは不安げな表情を浮かべながら、厨房を探して無人の薄暗い廊下を一人歩き続けました。
その時、廊下の角から突然ガサッという物音が聞こえ、異様にデカい人影が出現します。
「……令嬢……?」
お化けが出たと思ったカリナは半狂乱になり、目をつぶってランプを振り回しながらけたたましい悲鳴をあげました。
ぎこちない会話
しばらくして恐る恐る目を開けてみると、呆れ返った表情を浮かべているミリアンが目の前に立っていました。
「こんな夜中に何をしてるんだ?」
お化けだと思った人影がミリアンだった事に気づき、ホッと安堵の溜め息をついたカリナは、「そういう閣下こそこんな所で何をしているのですか?」と聞き返します。
気まずそうに自分の後ろ首を掻きながら、思わず黙り込んでしまうミリアン。
実はカリナの事が気になってコッソリ様子を見に来たのですが、本当の事を言うのは気恥ずかしかったため、「離れの温度調節器を確認しに来ただけだ」と嘘をつきました。
なおも話を続けようとすると、今度はカリナの方が急に目を逸らして黙り込んでしまう状況に。
芸術病の高熱のせいで他人と長時間話せるほどの余裕がなかったのですが、何よりその事を彼に悟られるのが嫌だったのです。
彼女のぎこちない態度を見たミリアンは怪訝そうな表情に変わり、「何か困っている事があるなら言え」と迫りました。
「……何でも……ないです……」
「『何でもない』だと?」
ミリアンはムッとした表情に変わると、強引にカリナの左手の手首を掴んで脈を取り始めました。
早い脈拍。
乱れた呼吸。
紅潮している頬。
さっきから小声で喋っている声もひどくかすれていて、彼女が「何でもない」健康状態ではない事は明白です。
一方、いきなり男性に手を取られたカリナは、芸術病の症状を一瞬忘れてしまうほどの心臓の高鳴りを覚えていました。
この体のほてりは芸術病のせいなのか、それとも別の何かのせいなのか、カリナ本人にもよく分かりませんでした。
鈍感なクマ
「……熱があるな」
ミリアンに体調の異変を見抜かれたカリナは「平気です」と強がり、少し休めば治るはずだと返答しました。
「2か月もかけて来たと聞いた時に異常を察するべきだった……具合が悪いのなら素直にそう言えば良いだろう なぜ我慢するのだ?」
険しい表情でカリナを睨みつけると、ミリアンは彼女のことを「鈍感なクマ」と評して呆れ返りました。
「ク……クマ……?」
当のカリナも、いきなりクマ呼ばわりされて困惑の表情で固まってしまいます。
「迷惑をかけたくないというのであれば、不調を隠したままこの邸で死なれる方が遥かに迷惑だ 嫌がらせの意図がないなら、我慢せず病気の事を報告するのが筋だろう」
ミリアンに咎められたカリナは一瞬謝ろうとしたものの、よく考えたら怒られる筋合いはない事に気づき、ムッとした表情で反論しようとしました。
すると、唐突に顔の前にVサインを突きつけてきたミリアンが、「この指の本数を言ってみろ」と問いかけてきます。
ミリアンの予想通り、カリナは高熱のせいですでに視覚障害に陥っていて、彼の差し出した指が6本もあるように見えていました。
迷った末に、「3本です」と当てずっぽうで指数弁に挑むカリナ。
急に真顔で黙り込み始めた彼の反応を見て、「もしかして当たったの!?」と心の中で歓喜しました。
手のかかる令嬢
「やれやれ……本当に手のかかる令嬢だな……」
カリナの容態が看過できるレベルではないと判断したミリアンは、いきなり彼女をお姫様抱っこして邸の本館に向かい始めます。
離れは療養に適していない環境なので、もっと設備の整っている本館で生活するべきだと提案するミリアン。
顔を真っ赤にして「自分で歩けます!」とたじろぐカリナでしたが、彼は意に介することなくカリナを抱っこしたまま薄暗い廊下を歩き続けました。
「私と顔を合わせたくないのは分かるが、少なくともそなたに害を与えるような事はしない 世話する者を呼んでやるから、今夜はゆっくり休め」
ぶっきらぼうな口調ながら、ミリアンの言葉には本心から彼女の身を案じる優しさが込められていました。
安心感に包まれて急に体の力が抜けたカリナは、「絶対に医者だけは呼ばないでほしい」と言い残し、そのまま眠るようにして気を失ってしまいます。
その数分後。
カリナをベッドの上に寝かせたミリアンは、傍に置いた椅子に座ってずっと彼女の寝顔を見つめていました。
大量の汗をかき、苦悶の表情を浮かべ続けるカリナ。
こんなに意地を張ってまで、一体何を隠そうとしているのか。
昨日まで何の関心も無かった彼女の考えている事が、今のミリアンには気になって仕方ありませんでした。
<前話 | 全話一覧 | 次話> |
2021年人気TL漫画TOP3



余命わずかの脇役令嬢を無料で読めるか調査した結果
「余命わずかの脇役令嬢」はピッコマ独占配信のため、今のところは他サイトで読む方法はないようです…
「余命わずかの脇役令嬢」を読む事はできませんが、SNSで話題の作品をU-NEXTなら無料で読むことが出来ます!
詳しい手順を読む
まずは簡単な情報を3つの手順で入力していきます。
②支払方法を選択し、情報を入力する
③入力した情報を確認し、送信ボタンをクリックする
詳しい手順を読む
詳しい手順を読む
そうすることで、貰ったポイントだけでまるまる楽しむことが出来ます。
無料で読める人気作品
男性人気No.1
U-NEXTってどんな特徴があるの?
U-NEXTは、漫画だけでなくアニメやドラマ、映画の視聴も可能です!
そのため、全部『U-NEXTで管理する』人が増えているんです!
映画やアニメは見放題サービスで楽しんで、還元されたポイントで漫画を購入するともっとお得です!
U-NEXTだとこんなにもオトク!
映画やアニメを見るためにVODを登録していて、漫画もよく読んでいるという方は、ダントツでU-NEXTがオススメです。
簡単に図解してみると、このような感じです。
そしてなんと今なら31日間無料で体験が可能となっています!
今すぐ31日間無料で試してみる
いつ終了してしまうか分かりませんので、無料体験できるうちに是非チェックしてみてくださいね♪
8話を読んだ感想
今回は前話までの憂鬱な雰囲気とは打って変わって、思わずニヤニヤしてしまうような場面が盛りだくさんの胸キュン回でしたね。
深夜の離れで自己看病の準備をしていた時、偶然ミリアンと遭遇したカリナ。
ラブコメ作品でよくある主人公×パートナーの運命的な出会いを彷彿とさせる展開に、冒頭からワクワクしっぱなしでした。
本当はカリナの様子が気になっているのに素知らぬ振りをしたり、クールを気取りながらも親身に接してくれたりと、ミリアンのツンデレっぷりは最高ですね。
他人に振り回されてばかりのカリナを「タコ」と評したり、高熱を我慢する彼女を「鈍感なクマ」と呼んだりするように、動物に例えるツッコミセンスも冴えまくり。
天然系のカリナと堅物系のミリアンとの対話が、漫才みたいになっていて大爆笑しました。
しかし、些細な兆候からカリナが尋常でない病気にかかっている事を見抜くあたり、さすがジェンタールの領主を務めているだけあって観察力も半端ないですね。
そして、視界が歪むほどの高熱でうなされているのに、それを悟られないよう気丈に振る舞い続けるカリナも並の神経の持ち主ではありません。
看病しようとするミリアンと、看病されまいとするカリナ。
二人の意地の張り合いは、これから始まるであろう素敵な恋の駆け引きを予感させます。
一見、性格も価値観もバラバラなコンビですが、なんだかんだ言って結構お似合いなカップルになるのではないでしょうか。
身勝手な両親のせいで他者に対して心を閉ざしがちな性格になってしまったカリナが、良き理解者を得て幸せになる結末を見てみたいですね。
芸術病にかかっている彼女が死の淵に立たされている事を知った時、はたしてミリアンはどんな反応を示すのでしょうか?
第9話の展開がとても気になります!
<前話 | 全話一覧 | 次話> |
余命わずかの脇役令嬢8話!まとめ
こちらでは8話の展開・あらすじをご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 異様にデカい人影が出現。お化けが出たと思ったカリナは半狂乱になり、目をつぶってランプを振り回しながらけたたましい悲鳴をあげるのだった。
- いきなり男性に手を取られたカリナは、芸術病の症状を一瞬忘れてしまうほどの心臓の高鳴りを覚えていた。この体のほてりは芸術病のせいなのか、それとも別の何かのせいなのか、カリナ本人にもよく分からない様子。
- 大量の汗をかき、苦悶の表情を浮かべ続けるカリナ。こんなに意地を張ってまで、一体何を隠そうとしているのか…。